[2023年6月4日]
「何で、ここの月謝は、あそこと比べて高いの?」
「高っ!塾の月謝なんて〇〇円ぐらいでしょ!」
「同んなじ個別指導で、何でこんなに違うの?」
「こんなIT全盛の時代に、原始的な紙と人での指導?」
こんな金銭的なご質問(クレーム?)を時々頂きます。
また指導方法にたいしても、こんなご質問(クレーム?)を頂きます。
「ここの塾は何でそんなに厳しいの?あそこの塾は優しいのに・・・」
「何で宿題があるんですか?クラブで忙しいのに・・・」
『文句があるんなら、お代は要らねぇ!とっとと帰れ!二度と来るな!』って言うレジェンド頑固おやじが経営しているラーメン屋や、三ツ星レストランのような一人数万円からの店と同様の『言い値』とは言いませんが、一般的な経営には当然、根拠・訳があります。
現代の日本で高価なものと言えば「貴金属」「レアメタル」「希少食品」「骨董品」そして【人件費】です。高い高いと言われる水道光熱費なんて「それなり」なんです。
と言うことで、月謝は原価・経費・利益から決まります。
一人の先生が20人の生徒から5000円もらって授業すると、10万円の売上です。
個別指導塾で一人の先生が1〜2人の生徒に教えるとして、幾らの月謝なら納得ですか?家賃や電気代などの経費は殆ど変わりませんよね。
もっと言えば、教室長が一人だけ在室して、後はパソコンやプリントだけで指導していれば初期経費だけで、ランニングコストなんて殆ど不要です。
つまり、一人の先生が沢山の生徒を見れば見るほどコスパが良くなり塾の利益になります。
他に、指導方法には、各教室それぞれの考えがあります。
指導者は、それぞれの指導経験と経営を考える上で「何を一番重要視するのか」が違います。
「集客」「知名度」「利益」「人気」「生徒の目の前の成績」「生徒の将来の実力」色々です。
「宿題が無い塾」「優しい塾」「テレビCMとチラシが命」等がそれです。
でも、指導者は皆んな知っています。宿題が無いと生徒が自宅学習をしないことを。生徒がいくら宿題を忘れても先生が「叱らない」「優しい」態度を喜ぶことを。
では「優しい」とはなんですか?「褒めること?」「煽てること?」「何をしても叱らないこと?」「何もしなくても叱らないこと?」これではダメなことは指導者は皆んな知っています。
でも、成績不振生徒や甘々保護者ほどこの方法を望みます。表面だけの優しさを!
お客様のご希望を叶えることは経営と利益には鉄則です。
利益を優先すると【生徒の実力や結果は二の次かな?】となるのです。
我が教室は「ダメなものはダメ」って言います。「宿題を忘れたら叱ります」。
何故なら、「成績不振」や「あと一歩の成績」の原因が分かっているからです。
「何でも良いから、勉強だけ出来れば・・・偏差値だけ良ければ・・・」なんて思ってません。
生徒たちの今後の人生(中学・高校・受験・社会人・・・)でも使える基本的な勉強姿勢の話をします。
担当の先生たちも「本気」です。「本気で叱り「本気で注意」します。でも「出来れば褒めてくれます」。来月の定期テストの答えだけを聞きたい生徒には苦痛かもしれません。
でも、せっかく繋がった『縁』です。生徒たちの将来が最優先です。先生たちも同意見です。
私、個人の気持ちとしては、「私もお金が欲しい」です。でも、目の前の「やりがい」や「縁」を大切にすると、損得を考えていては出来ないことが沢山あります。自習・質問スペースがそうです。恰好良く言うと「TOKYO MER」の喜多見幸太チーフや「JIN-仁-」の南方仁先生のような気持ちで毎日を過ごしています。恰好を付け過ぎですね。
すみません。舌ペロリ。