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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年8月8日]

伸びる子と伸びない子の違い20230808

子ども達の行動を見ていると「あっ、この子は伸びるな」とか「この子は時間が掛かるな」というのが何となく分かります。もちろん個人差はありますし、機械的に画一的にはいきませんが・・・。
現在の実力が高いか低いかは関係ありません。
短期間で偏差値を20近く伸ばした生徒もいるくらいですから。

伸ばした生徒はどんな子かといえば、
分かろうとして説明者の言葉一つ一つを一生懸命に聞く。
今までのやり方と違っていても、素直にやってみようとする。
大人の指示や周りとの約束は守ろうとする。
自分が恰好悪くても嘘はつかない。
折角のチャンスなので絶対に変わろうと思っている。

つまり、歳相応な力が身に付いていると思われる行動ができています。

一方、「時間が掛かりそうだな」と思う子は、前記の「伸ばした生徒」と対照的です。
いくら一生懸命に説明しても「何かこんな感じ・・・」でフワァ〜としか聞いていない。
返事だけは「はいはい」とするが、「面倒臭い」とか「私それは嫌い」とやらずに放っておく。
言い訳や作り話で、約束は「なし崩し」や「自然消滅」を目指している。
自分に都合の悪いことは黙って隠す。
見た目や恰好良さが優先。「やってるフリ」はとても上手になっている。
とにかく放っとけば、誰かが何とかしてくれるし、最後には何とかなると思っている。
いくら無視したりスルーしてても、「大人は絶対に許してくれる」と思っている。
いくら無視したりスルーしても絶対に私に罰や危害が与えられることはないと思っている。
子どもには子どもの考えがあるので、大人の考えを強制しないで欲しいと思っている。
先生は、自分が偉いことを自慢したいので、宿題を出したり暗記を強制していると思っている。
その宿題も暗記も「何かこんな感じ」と勝手に自分で判断して途中止め。

つまり、変えて伸ばしてもらえる人の指示を全て受け入れて全て実行しようとしている生徒と、
今までの自分のやってきた『楽さ加減』を継続して「何とかならないかなぁ」とまだ変わろうとしない生徒の違いです。

高高十歳程度で、それを理解出来て自ら行動できる子どもなんてほとんどいません。
「まだ小さいから・・・」「その内分かってくれるはず・・・」「その時がきたら、私(母)が言えば・・・」と放置して我慢と辛抱を覚えさせるタイミングを逃したのは何が原因でしょう。

改めて言います。

現在の学力は関係ありません。
人間力(素直・正直・歳相応・我慢)を身に付けている生徒は、必ず成績は伸びます。
もちろん現状の学力と目標ゴール学力の差に見合うだけの時間は必要ですか・・・。
人間力を付ける努力もせず、「聞けば・・・」「習えば・・・」「教えてもらえば・・・」「行かせれば・・・」「入れれば・・・」『家の子は頑張ってくれるはず』なんておこるはずはありません。
「教えればどんな子でも上がる」を売り文句にしている塾や家庭教師は………ここでは言えません。