[2023年8月13日]
成績不振の生徒や、成績伸び悩みの生徒に、その問題点を指摘したり注意したりして、今まではやらなかったやり方や、今までは放っておいたことを強制してやらせています。
中には、今は、そこそこ「出来る子」なんだけれど、先生に聞いたことを書くだけ、習ったこと『だけ』しか覚えて無い子。しかし、このやり方を続けると、中3から高校生時に必ず困るし、後悔することが起こるであろう生徒に、変化や意識変革を求めたりします。
すると、生徒たちが家に帰ってお母さんに話すのでしょう。すぐ後にお電話を頂くか来塾されます。
「先生、家の子に〇〇を言いましたよね。家の子、それは嫌がるんです。言わないで下さい。」
「先生、家の子に〇〇をしろって言いましたか?家の子、それは嫌がるんです。もう言わないで下さい。」
「先生、家の子に△△のやり方をしろって言いました?家の子、今まで◎◎のやり方でやってきたので、新しいやり方は嫌うんです。もう言わないで下さい」
「先生、◇◇の単元が苦手だから教えて欲しいと言いましたが、家の子、学校の先生と言い方が違うから嫌だって言うんです。学校と全く同じ言い方をしてやって下さい」
もちろん、私の考えが完璧なんて思っていませんし、生徒にも色々なタイプや性格の子が居ますので一律のやり方に全てを縛り付けようなんて思っていません。
しかし、明らかに【勉強】に逆行する行為くらいは分かります。
例えば、英単語をコツコツ覚える行為をせずに、英語の成績を上げて欲しいと言われましても・・・。それを求めずに成績を上げろって言われましても・・・。
「子どもの言い分や好みを叶えて喜ばしてやりたい」っていう親の気持ちは分かりますが、間違いを修正・訂正せずに続けてきてしまったから現状の成績になったのも事実ですよね。
「余り強く言って、子どもが拗ねて、まったく勉強しなくなるよりかは・・・」と言われるお母様も居られました。そのお気持ちも分かります。
だから、その気持ちや親子関係の【足元をみて】、間違ったままのやり方で、いかに長く通わせて『結果より月謝』の塾が増加しているのも事実です。
親が子どもに与えてやるべきは、揉め事の無い楽しい親子関係と子どもの自己満足の笑顔ですか?
親子喧嘩や不穏な空気になってでも、10年後・30年後に自らの考えや力や耐える心で自活してくれる子にしてやることですか?
嫌がるから庇って守ってやることが、本当に子どものためになっているとお思いですか?
子どもが我慢してでもやらないから、親が金を出して「楽」に叶えられる方法を教えることですか?
そんな方ほど「普通に高校を出て、普通に仕事して、普通に飯が食べられれば・・・」と言われます。
やりたい事。なりたいもの。苦労してでも我慢してでも我武者羅に手に入れて望む将来にむけて生きていくなんて人生は、必要ないのでしょうか。
単に飯(餌)さえ食べられれば良いのでしょうか?
「子どもの気持ちや嫌がることを全く塾に言うな」と言っているのではありません。お家での様子をお知らせ頂けることは有難いことです。
ただ、やるべきことが不足しているから成績が伸び悩んでいるのです。それを庇ってやることが、本当に「今の家の子に必要なことかどうか」は冷静に普通に考えられたら…。中学・高校を自分も経験してきた大人なら・・・。
と、思うのですが・・・。
私、そんなに間違ってますか?
(近年、沢山、何度も、色々『頭おかしい』とか『偉そう』って言われ過ぎて自信喪失気味です)