パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年9月5日]

我が子の実力は・・・20230905

色々なお母様方と何度もお話し(雑談?井戸端?)させて頂く機会があり有難いです。
しかし、その内容の間違いと思い込み・勘違いをその場では訂正させて頂けない(私も空気が読めますので・・・)ので、この「ひとりごと」の場で指摘させて頂きます。

一番多い間違いが「生徒の現在の実力」の認識です。

地元の中学校に通ってる生徒のお母様が「家の子は平均点より少し上だから、実力は中の上。だからあそこ(一斉形式)の進学塾に行かせれば〇〇高校(偏差55程度)程度なら確実に受かる。家の子も頑張るって言ってるし…」です。

解説します。

まず、地元の中学校で平均点位の生徒の実力は偏差37〜39くらいです。その少し上程度ですから39から41程度でしょう。そのレベルの生徒が【一斉塾】で成績アップできるとは思えません。何故なら一斉の形は学校と同じです。そこで自力で聞き取り、理解して、覚えて、使えるのなら、学校でもっともっと点数が取れているはずです。極端な言い方ですが、今の地元中学校の授業(学校の先生、悪口ではありません。ごめんなさい)は、テスト問題の解説と式と答えを黒板に書いているようなものです。初見の問題は粗ありません。これは生徒たちにも確認したので間違いありません。
とすれば、ノートを全て覚えれば100点のはずです。なのに平均点58.6とかは何故でしょうね。この環境で65点とっている生徒が、一斉の進学塾の授業形態に対応できるとは思えません。
スピードも内容もレベルも・・・。
いくら「頑張る〜〜」と言っても、何をどれくらいどこまでやることが「頑張る」ことなのか理解できていない生徒には無理なのでは?
もし、万が一「行けば」「聞けば」「習えば」「教えてもらえば」『成績はすぐ上がる』との認識を生徒 or 保護者が持たれているのであれば、それが最大の間違いです。
その上、「実績の進学塾」とか「〇〇ちゃんが行って、◇◇高校に受かったから・・・」で塾選びをするなんて、もっと間違いが増しますね。
「通うのは子どもだから、本人が行きたいって言う塾が最良。行かないよりは絶対良い。結果は別に考えない」なんて、【一応塾】の典型じゃないですか。

塾選びは生徒の性格と勉強のやり方を確認し、足りない所を補充して、ダメな所を注意してくれる、そこにお金を払うから価値があるのです。生徒の機嫌を取ることを目的にしている保護者が多いです。
教室の方針と考え方、空気感を確認して【子どもの為に何をしてもらえるのか】で選ぶのが普通では?

「安いから・・・」とか「有名だから・・・」とか「〇〇ちゃんが・・・」で選んでる保護者の子では、そりゃあ…………(失礼)。
増してや「何でいちいち行かなくては?ネットで見れば分かるわよ!」と言われている保護者の子では実力は・・・(またまた失礼)

思い込みや自己過信や30年も昔の常識で、大切な子どものチャンスを潰さないで、子どもの将来を最優先にして頂きたいですね。