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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年9月5日]

お母さん!その対応では・・・20230905

過去、「あ〜ぁ、この対応では、この生徒は潰されるな」とか「お母さん、そりゃあ、やりすぎでしょ」とか「えっ?何が大切なの?子ども?お母さん自身の立場?」と感じた保護者の対応をたくさん見てきました。
「あっ、このお母さんの対応や対処の仕方、すごいな」とか「このお母さん、子どものことをしっかり見てるな」とか「グッドなタイミングで叱ってるな」と良い対応もたくさん見てきました。
後日(当然、長期間指導するので、見れますし、退塾しても、他の生徒から様子は聞けます)確認し直すと、予想は粗99%当たっています。
何が問題で何が良い対応なのかを実名付きでも説明できますが、さすがに実名はマズい(笑)ですから、行動例だけお話しします。

最近話題の「ヘリコプターペアレント」は、何でも何時でも子どもに同行し、いつでも手助けができるように近くで見守っているのです。ヘリが上空でホバリングしているような状態ですね。
ベビーシッターのように、将来がどうなろうと、機嫌をとってケガをさせないように何でも手をだす人。
甘やかし過ぎで、子どもが我がままになったり、我慢が出来ない子にしてしまったり、平気でウソをついても自覚のない子になったり「嫌だから・・・」「面倒臭いから・・・」と無視・スルー・放置に無頓着になったりが、多く見られました。

逆に独裁者のように、全てを自分の感情や今の気持ちで判断され、子どもの意見も配偶者の意見も目の前で全否定される方も居られました。当然、子どもは【お母さんの顔色が人生のすべて】になってますよね。いくら指導しても、指摘しても「だって、お母さんが・・・」で改善できません。

『私は学歴が低いから・・・分からん』と言われる方も居られますが、そんなもの関係ありません。人間の対応や善悪なんて、勉強とは別問題です。

毎回、言い続けていますが『人間力が学力に!』です。

ズルいのが「子どもが言うんだから・・・」「言っても聞かないんです。仕方ない」「やる気がないのなら無駄だから知らん」「注意しても変わらないのならもういい」「子どもの人生だから、子どもの思うように(って小・中学生に言っても分かる訳がない)」です。
これらは、親の責任を放棄して言い訳にしか聞こえません。

親と子では、立場も考え方も違うのです。何度も話し合って喧嘩もして本気で向き合った結果が欲しいのです。
その子が親になった時に「自分の親は、本気で向き合ってくれたな」という思い出が、次世代の子育てに繋がっていくのです。

最後に最悪の言い訳をお話しします。
「私には私の人生があるのです。そんなに子供のことばかりに時間と労力を掛けてられないのです」
生活費のためや介護のために、不本意でも子どもを後回しにすることは理解できます。
でも、これを言われたお母さんは、趣味や子供の頃からの夢やマスコミの「きれい事」を優先されていました。3人居られました。名前は言えませんけどね(笑)。

「人それぞれ」ですから、全てを私の価値観に合わせろとは言いませんが、【だろうな】とか【でしょうね】の結果をたくさん見てきたことも事実です。

頑張って苦労して結果を出しているお母さん。
お気持ちは分かります。
でも、20年後には子どもと笑い話になります。
私も可能な限りお手伝いします。あと少しです。