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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年9月28日]

家の子を分かってやって・・・20230928

「子どもの気持ちが分かる」
「私は子どもの気持ちを理解しようとしている」
「私は家の子の性格を理解している」
「私は家の子の行動を理解している」

親の鑑です。スゴイです。素晴らしいです。

日常の生活の中で、意識して子どもの長所や頑張りを見つけて、助言して、伸ばして結果を出しておられるのです。やっぱりスゴイです。
何かの折に、私もお話を伺って参考にさせて頂きたいです。

しかし、お話を伺いたいような『成功(言い方が悪いかな?)』されておられる方は、「私は子どもの気持ちを分かってやってます」とか「私は子どもの性格を分かってやってます」って言われませんよね。だから、中々お伺いするチャンスが無いのです。『あっ、この子すごいなぁ』とか『あっ、このお母さんの対応はスゴイな』と思ったお母様にお尋ねすると、『え〜っ?私は、大したことはやってませんよ』と言葉少なめです。

逆に、「この子我がままだなぁ」と思う子のお母様は「家の子、自己主張が強いだけで良い子なんです。言えばやってくれるはずです」と言われます。
「絶対、素直に従ってくれないなぁ」と思う子のお母様は、「私は子どもの自主性に任せているんです」と言われます。
「この子、幼稚園や小学1年の時から、勉強方法が変わっていないな」と思う子のお母様は、「家の子が求めるやり方で、優しくゆっくり教えてやって下さい」と言われます。
「覚えて来い。分かるまで10回でも20回でも読んで見ろ」と指示しても放っておいても平気で【やったもん】とやった形跡の無い生徒のお母様が「だからお願いしたんです。教えてやって下さい」です。
宿題や指示や当然のこと(例えば試験期間中に試験勉強)をせずに放っているのに「でも、この子、クラブは楽しそうにいくんですよ」とか「監督に、頑張ればレギュラーにって言われたから休ませる訳にはいかない」と欠かさず送迎するお母様。
「あ〜ぁ、この子、小さい時から、何にもしなくても放っておいてもらえることを知っているな」と思う子の親御さんが、「いつか気付く」とか「その内困る」とか「本人がその気にならなければ変わらないから、私はそれまで言わない」とか言われる方が居られますが、生まれてこの方、指摘も困った事も苦労も痛みも無く、やりたい事や欲しい物だけ求めていれば「人並みに・・・」と何でも与えて貰った子が「いつ、気付きますか?」「いつ困りますか?」「いつ痛みを感じますか?」

このような反応をされる親御さんほど「家の子を分かってやって下さい」とか「家の子の望むやり方で・・・」とか「家の子が厳し過ぎから嫌がるんです」とか【分かってやってビーム】をバンバン出されます。

生徒の不足点や間違いや勘違いや問題点が分かったから、向上に向けて修正指示を出しているだけです。
それを『家の子を分かってくれない!」って言われても…。

【分かる】って、何でも、どんなことでも、全て許して、思い通りにさせることですか?

私たちも、言えば生徒に「嫌われる」「ウザがられる」「下手すると止めていく」ことは分かっています。
だから、そこには一切触れずに淡々と説明だけして月謝だけ貰っている塾も知っています。

縁有って出会った生徒の成績向上を願って、注意することは悪ですか?成績向上を願って指摘することは、お母様の子育て方針に反するのですか?
勿論、元気な子やおとなしい子、理屈大好きっこやコツコツタイプ。生徒は色々です。
だから、生徒をしっかり見て、生徒に合わせて修正指示をすることを心掛けています。
問題点が多い生徒ほど指摘する量も多くなります。当然ですよね。

あ〜〜ぁ。こんな当たり前の基本中の基本でも、ハッキリ書くから嫌われて「ダメ塾」と言われ貧乏経営になるのかな?

でも、嘘のきれい事を口先だけで言える塾にだけはなりたくは・・・。