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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年11月23日]

家の子はそこまでは・・・20231123

「家の子は、そこまでヒドくありません」
「家の子は、そんなにレベルは低くありません」
「家の子は、日本語には問題は無いと思います」
「家の子は、普通の学力です」
「家の子は、聞けば出来るようになります」
「家の子は、塾に行けば、必ずやってくれます」
こんなセリフや会話を言ったことや、聞いたことはありませんか?

問い合わせ相談や、体験授業後の現状報告や、入塾確認相談や、入塾後1か月報告面談で、生徒の現状や学校の現実をお話しすると、「そこまで・・・」の生徒の保護者ほど上記のような『お言葉』を頂戴します。

近年の多くの生徒たちを見ていると、教室近郊の小・中学校で【普通】と思われる生徒は、クラスで上位3〜5位の点数を取っています。もちろん【良く出来る】と思われる生徒はクラスで1〜2位。学年でもそれ位です。
となると「平均点くらい」や「〇〇が苦手」「よく分からない」「段々点数が下がっている」の生徒は、すでに「そこまで・・・」の域に入り始めています。

この「ひとりごと」で何度もお話ししていますが、現在の小・中学校で平均的な生徒は、すでに「そこまで・・・」の入り口なのです。
では、クラスで下位とか不振と言われる生徒のレベルは如何ほどなんでしょうか?不安です。

「学ぶ」とか「習う」とか「教わる」の基本は、読む・聞く・実行することです。
読む・聞くは日本語力が基本です。用語が理解できなければ、学力は上がりません。当然「やる」「止める」「聞く」「言われたようにする」も日本語力の影響です。
『言われたようにやるんよ』「うん、やってるよ」『家の子、やってるって言ってます』の会話。沢山沢山聞いてきました。溜息。
もう一つは「素直」です。言われたようにやらないと上がりません。この【ように】が理解できるのも日本語力です。

「やる」ってなんですか?「聞く」って?「覚える」って?何をどれくらい、どこまで、何をすればやってる事になるのですか?
やってくれない生徒たちと会話してると、日本語が「????」の場面にたくさん出会います。
「家ではどんな感じですか?」ってお母様に確認すると、「大丈夫です。家では普通に会話出来てるので・・・」と言われます。
よくよ〜く聞いてみると「やり!」「行き!」「来!」「食べ!」「風呂入り!」と、ほとんどが【号令】でした。これらは会話とは呼べません。

こんなふうに言葉が分からない生徒が、学校や一斉塾に行っても・・・。
増してや「何かこんな感じ」や「これ位で・・・」の生徒が学校や一斉塾に行っても・・・。

ここまで会話や言葉の定義が分かってないのは、もっと早く、もっと小さいうちに分かっていたのではないですか?
「その内」「いつか」「受験の前に塾でチョコチョコっと教えてもらえば・・・」と思われていたのなら、それは誰の責任でしょうか?

更に言えば、言葉が分からない + 自己流 + 我がまま + 甘え + 放置 の生徒ほど「やさしい」とか「怒らない」塾を好みます。
そりゃあそうです。強制されずに今まで通りのやり方を許してもらえるのですから・・・。最も【楽】な対応です。
何を求めて塾を選ばれますか?

「とにかく行ってくれれば」 or 「確実に成績アップ」ですか?