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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年12月3日]

他人(ひと)の話を聞かない20231203

勉強の基本や、成長の基本は簡単です。基本の基本は2つです。
それは「他人の話をキチンと(正確に)聞く」と「素直に受け入れて実行する」です。

近年の「学校の先生の教え方が・・・」を主張して成績が伸びない生徒の様子をよく見てみると、他人の話を聞いていません。
「何かこんな感じ」「多分、こんな感じ」「よう分からんけど、多分こうしとけば・・・」と、叱られないし罰が無いことをいいことに「思い込み」と「適当」でしか聞いていません。
もっとヒドイ生徒になると、用語やルールや公式を「面倒臭い」とか「その内・・・」と、『聞かない』どころか、分かろうとも「何だろうな?」と考えようともせず【放っといても罰は無いから・・・】と放置し続ける習慣になってしまっています。

そりゃあ、勉強ができる訳がありませんよね。

大昔から「学ぶ」とは、「他人が決めたルール」を「他人から説明してもらって」それを聞いて理解して覚えてその通りに実行してきました。

前記生徒たちに言わせると「聞いてる」「やってる」って言いますが、前述の様に「何かこんな感じ」と適当に聞き流す習慣になってしまってますので分かる訳も無く、万が一覚えても正確では無く、「放っとく」ことが当り前になっているので確実に実行できないのに「私はやってるのに分かってくれない」となる訳です。

それは大人も同じです。

成績不振生徒の保護者に「この生徒の問題点は〇〇ですよ」とアドバイスすると、『そんなことは無い』『失礼な』『もっと家の子のことを分かってやって下さい』と即答のようにお叱りを頂きます。
私が正しいか間違っているかは別として、私の話をキチンとは聞いて頂けません。
その上「だから塾にお願いするんです」「教えて貰えば、家の子はやってくれるはずです」と言われます。
聞いて無くて分かって無い人が、言われた様に行動できますか?
じゃあ、その保護者は、ご自分の学生時代に「聞かずに」「分からずに」「覚えずに」「素直に行動せずに」とも、塾や家庭教師を利用しさえすれば簡単に成績アップが実現できたのでしようか。羨ましい!

自分や我が子を【悪く言われる】ことが、気分が良いはずがありません。そんなことは分かってます。誰だってそうです。私だってそうです。
でも、目的や大願のためには大人でも子どもでも、今の自分の考えと違うことでも我慢して受け入れて、今までと違うことをしなければ何も違う結果は起こらないと思います。屁理屈や無視で今までと同じことをしていれば、当然何も変わらない今までと同じ結果の繰り返しです。

近年、保護者の中で度々目にする方に「とにかく勝ちたいだけの人」が居られます。
生徒の今後のことよりも、とにかく「今、自分が思った事を全部叶えたい」「自分の思ったことは全て認めて欲しい」「自分のことを全て評価して欲しい」と「ああ言えば・・・」「こう言えば・・・」と辻褄よりも理論よりも感情的に【勝ちたい方】です。
いやいや、子どもの成長と未来のことですよ。自分の感情が優先ですか・・・・・・?
間違っていたらごめんなさい。まさか、お家で子どもに対してもそのやり方を・・・・・・?
そりゃあ、子どももそうすることが正しいと・・・・・・。

釈迦に説法ですね。本当に失礼なことを言ってますね。ごめんなさい。