[2024年1月1日]
「私はやっている」「私はできている」と自分に自信たっぷりな人を見ます。時には「私は完璧」と何を根拠に誰に確認したのかと思うような言葉を言われる人も居られます。
必要だったり求められるものが10だとして、8くらいやったら「私はやった」「私はできた」と満足どころか周りに自慢までしている人が居ます。
逆に10や11では不安そうにして12くらいまでやらないと満足しない人がいます。
これは、子どもでも大人でも同様です。勉強でも仕事でも、近年話題の町内会の役員の仕事でも同じです。
よくよく見ていると、8の人たちは他人(周り)のことを見ていないですし、確認をしないですし、自分の感情優先の人が多いです。「これで良い」「これくらいで充分」「皆んな何かこんな感じだった」と人の話を聞かないし、注意や指摘を受けようもんなら「うるさいなぁ」「だまれ」「分かっとる」「人それぞれ」「しつこい」と暴言迄吐く人まで居ます。
一方。12の人は、他人(周り)をよく見ていますし、アドバイスや確認をすごく大切にします。心配性なのか自信が無いのか自分が安心したいがために「もっと・・・もっと・・・」と完全を求めます。他人の説明や話をしっかり聞きますし、理由や根拠を確認します。自分が納得するまで徹底的に繰り返します。
ある意味、間違いや忘れや不足は起こりません。
さぁ、あなたはどちらですか?
今、流行りの「人それぞれ」「多様性」「個性」を主張することが先進的と言われる世の中ですから、判定はできませんが、家庭で大人がやっていたら、子どもも「それが普通」になって、同様の価値観を持ちますよね。ブレーキが掛からないんだから、エスカレートしますよね。
そこで、私たちのような立場の人間から「指摘」されたり「改善」を言われると【感情を害された】のですから無茶苦茶立腹です。無茶苦茶反撃・攻撃です。
間違いや不足は他人(周り)じゃないと見えません。分かりません。
勉強も同じです。間違いや不足を放置し続けたから年々実力に差がついて、高卒時に大きな違いとしてみえるのです。
それを学校や塾の「せい」にされても・・・、行政の対応の「せい」にされても・・・。
【迷惑】ですよね。
そのまま大人になっても同じです。
仕事で間違いや不足があっても、「自分は間違っていない」とか「私はできている」とかで改善されなければ、会社にも同僚にもお客様にも【迷惑】が掛かっていますよね。
さぁ、改めて確認です。
「私はできている」「私は知っている」「これくらいで良い」はどれ位の割合から口にしても良いのでしょうね。やっぱり「偏差値」のような分かり易い基準があると良いですね。