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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2024年1月1日]

挨拶は必要ない?20240101

先日、近所の同年配のおじさんと話していて、「ええ年したおじさんが、年末年始の挨拶ひとつまともにできない。それを指摘すると「パワハラだ」と反論するとのことでした。

我が教室では、入室時、退室時に挨拶することを求めています。
当り前のことですが、黙って「のそ〜〜っと」入って「のそ〜〜っと」出るなんて、空き巣の様ではありませんか。
特に、年末の最終授業の時には命令して担当の先生に「年末の挨拶と『よいお年を』」を強制しています。
こんな基本的なことを「初めて言われた」と言う生徒が居ます。
ご家庭では挨拶の習慣が無いのでしょうか?

昔、「別に他人に気を使って頭を下げる必要は無い」とか「知らない人と話すな」を主張された方が居られました。
塾の先生ですよ。知らない人ですか?気を使えって言ってません。人として最低限の「礼儀」と「ケジメ」を覚えろって言ってるんです。

家庭でも喋らず動作だけで食事も帰宅も出発もアクションされているのですか?
「分かるか」「理解できるか」は別として、動物園の飼育員の方々でも、担当の動物たちに声掛けをしておられます。
一般の家庭では無音でゴソゴソ生活されているのですか?

「家の子、まだ小さいから・・・」と言われる方も居られます。
小さいからこそ「恥ずかしい」も「照れ」も無く出来るのではないですか?
教えず、やらせず『その内できる』『大きくなったら…』を言うから、標記の「非常識なおじさん」になってしまうのでは・・・?

叱らない・注意しない・我慢させない・何でも許すような社会を【良】とする風潮がありますが、今後の社会では、もっともっと求められる「社会性」や「コミュニケーション能力」をそんなに軽んじておいて、社会が悪い・周りが悪い・家の子を分かってくれなんて考えだから、段々とこの国が・・・。

私が天下国家を語る資格や立場には無かったですね。
失礼しました。