[2024年1月9日]
「私は何にもしてないのに、突然先生が怒った」
「私はチャンとやってるのに、先生が厳し過ぎる」
「私は、チャンと聞いてるのに、先生は叱る」
「家の子、チャンとやってるって言ってます。何で、そんなに厳しく・・・」
「出来ない子でも分かるところからって言ってたじゃないですか」
何故、先生は叱ったのでしょうか?
何故、先生は厳しくするのでしょうか?
その先生は、誰にでも突然怒る人なんでしょうか?
チャンとって何をどれぐらいでしょうか?
聞いてるって?やってるって?
一般論の話をします。
何もしていないのに、突然他人を叱る人なんて見たことがありません。初見の人や道を歩いている他人を突然叱る人なんて居ません。必ず原因があり、必ず経緯があります。
先生たち(特に我が教室の先生たち)は、経験豊富です。何が原因で学力不振か、どうすれば・何を変えれば学力が上がるかを知っています。更に、先生同士が打ち合わせや情報交換をしていますので、独り善がりではなく、確実な指導計画を作っています。
「チャンとやってる」「キチンと聞いてる」って誰に確認しました?私(成績不振生徒自身)が思っているだけじゃないですか?
本当にちゃんとやってて、キチンと聞いてて、言われた様に従っていたら、【成績不振】なんてなりません。
学校での成績優秀の生徒を思い出して下さい。意外と塾にも行ってないのに一人で成績を維持していますよね。
だって、「何にも出来ない」「何にも知らない」初心者の生徒に、学校の先生はコツコツ毎日説明と指導を繰り返し、『出来る子』にしているじゃないですか。あれだけの日数と時間を使って、チャンとやって、キチンと聞いて出来ない事なんて考えられません。
考えられる要因は「チャンとやってない」か「キチンと聞いてない」か「量が足りてない」か「間違ったやり方を続けていた」かしかありません。
間違ったやり方とは、「私、それ嫌い」と放置したり、「何かこんな感じ」って適当に終わらせたり、「覚えなきゃならない項目」を『学校の先生は叱らないから・・・』とキチンと覚えもせず、そのまま通り過ぎてきたからだと思います。
そんな間違ったまま来てしまった成績不振生徒ほど、「うっさいなぁ」とか「ええじゃん少々」「私は悪くない」「分からせるのが先生の仕事でしょ」「優しく何回でも教えてくれるって言ったじゃん」って、結局自分に原因があって『叱られた』ことが理解できなくて、受け入れられなくて、自覚が目覚めないままが続くのです。
学校の先生は大変『優しい』です。生徒や保護者の「叱らないで」「生徒を認めて」「生徒を分かって」「生徒の要望を・・・」を実現するために、優しく優しく【放っといて】下さっています。それを【当り前】だと勘違いしているのです。
勉強は、ローマ皇帝が叱られたように「学問に王道は無し」です。間違っていたり不足していては絶対に成果は上がりません。
その穴を埋めるために具体的に指示したり指摘したり、暗記を強制したりしています。それを軽く聞き流して、言われた事さえも記憶から追い出して、何度繰り返し注意されても無視してきたのです。初めて忘れてた生徒を叱る先生なんかいません。何度も何度も繰り返したからです。≪叱られて当然≫です。生徒や保護者の『成績を上げて』の要望ために先生方は必死なのです。その上、そのまま「放っといて」いては、生徒のためにならないのです。
「叱らない塾が良い」「優しい塾が良い」「放っといてくれる塾が良い」「家の子が望む塾じゃないとダメ」と成績不振生徒やその保護者ほど言われます。
原因はどこですか?原因は誰ですか?何故叱られたのですか?
素直に一回で行動していれば決して叱られていません!