[2024年2月14日]
当時、時々お越しになられる「変わった方」に対してのコメントでした。
改めて読み直してみると、今でも内容は通用します。
ただ、困った事に現在は、その「変わった方」の割合が増えていることです。
参考までに・・・・・・
当時の原文のまま転載します。
『ただの道具ですか?
教室に来られる多くの保護者の中に、時々いらっしゃる不思議な方のお話しです。
日常の学習習慣が無い生徒に「家でも〇〇は最低するように」の様な指示を出すと、生徒に「それはしなくても良い」とか「それは多すぎる」とか家庭で指示を出し直されます。
平均的な同学年の生徒より我がままや甘えが多く指示を無視したり「やった振り」をする生徒を強く注意すると、「家の子を分かってくれない。家の子の事は私が全部分かっている。それは放っておいて下さい」等のクレームがあります。
挙句の果てには「本人が自分で頑張れると言ってますので今日で止めます」までおっしゃいます。
確かにお金を払う方と受け取る側。お客様とサービス業です。お客様の要望を可能な限りお聞きするのが仕事かもしれません。しかし、私たちが行なっている業務は「教育」です。間違いを指摘・修正するのが仕事です。要望やわがままを「はいはい」と全て聞いて、一日保護観察だけして、結果は考えなくても良いのをご希望なら「高級保育所」か「デイサービス」をご利用下さい。
本当に生徒の実力に成り、生徒の将来のプラスになる対応を、自信を持って行なっています。信じて素直に実行してくれた生徒だけが、素晴らしい結果を手にしています。生徒の希望そのままを全部叶えてあげられるのは、ほんの一握りの自覚ある生徒だけです。
日々の学習の補助(質問・確認)や試験前の環境作り(自習室の利用)。勉強方法の確認。教材・時間選択のアドバイス等「プラスの為のツール(道具)」として利用して頂くのは嬉しいです。
しかし我々を、受験直前の「一応塾」や「子どもを塾に行かせた満足」の為の入塾や、「一応勉強っぽい事をしてやってる」の、結果より気軽に利用しただけのただの道具としての扱いでは、三者の誰も喜ばない結果が想像できます。
私たちは、全国的な基準と照らし合わせて日々研究しながら意見しています。
そんな私たちよりも「教育的指導」にお詳しいのでしたら、
生徒を他人に渡さず、お家で指導された方が、安価で良い結果が…。』
何故、この様にお考えになるのか……未だにわかりません。