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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2024年3月4日]

体験授業後に事実をお話し・・・20240304

私たちの教室では、体験授業を大切にしています。
何故なら、その直後に保護者と生徒本人に「現状・実態」をお伝えし、生徒の考え取り組み方、保護者の認識・今後の協力度合いを私たちも理解して、これからの生徒の成長に最大限の環境を整え、大人たちも協力して生徒の目標の為に認識を一つにし、頑張っていくためです。

後々思い出してみますと、現状が自分たちの思いと違っていたけれど、最終的に激上昇した生徒の場合は、保護者が「えっ?そうなんですか?知らないって怖いですね。これで良いものかと・・・」と細部まで質問され、直ぐに考えを変えて頂けました。生徒も保護者とキチンと話し合いをして、入塾直後から指示に従ってくれ、学校での授業の受け方や生活のリズムまで変わっていきました。

一方、成績が芳しくない(分かり易く言うと【上がらない】 or 【下降】する)生徒の場合、保護者に現状をお伝えすると『でしょうね』『だから連れて来たんです』でまるで他人事。生徒にいくら色々話して指示をしても、ほとんどスルー・無視される事が多いです。
生徒のこの行動を保護者にお伝えしても「ちゃんとしぃよ」とか「先生の言うことをきくんよ」でお終いです。
その後、生徒に聞くと「塾に入ったんだから、通っていれば、その内に自然と出来るようになる」と生徒自身も他人事です。
さらに保護者にお尋ねすると「私は何度も注意するんですけどね…」とやはり、どこか他人事に聞こえます。
このタイプの親子が卒業時に取られる態度もどこか似ています。
「家の子を分かってやってくれなかった」「子どもの望むようなやり方じゃ無かった」「高い月謝を払って何か月も通わせたのに、ちっとも成績が・・・」と一方的な【捨て台詞】を・・・。

過去、最も『??????』な反応をされた保護者の例をお話しします。
体験授業の直後に「〇〇は出来ましたが△△と◇◇を忘れていたか出来ませんでした」とお伝えすると、急に顔色が変わり「そんな事はありません。失礼な!学校では《よくできる》って言われてるのに・・・」と怒って帰られました。
同様に直後にお伝えすると「えっ?じゃあ家の子が頑張って無いって言われるんですか?もう良いです」とやはり怒って・・・。
同様に「このやり方を続けていると、学年や学校が上がると出来ないことが増えてきますよ」とお伝えすると「そんな事は無いです。小1の時よりも今の方が出来ることは増えました」と。私は「???」以外ありません。
「単純に授業のノートだけを覚えていては、模試や入試で困りますよ」とお伝えすると、「中学校のクラスでベスト3なので家の子は間違って無いです」「いやいや、家の子、そのやり方を嫌うんです」「だって、〇〇教室の練習があるので勉強時間が・・・」
これらの生徒が高校に進学後にどうなったか・・・。見たく無いですが何人も見たり聞いたりしました。

現状をお伝えしただけで、何故、叱られるのでしょうか?
褒めて煽ててご機嫌を取って欲しかったのでしょうか?

現状の地元の小学校・中学校のレベルは酷いです。これは先生に問題が有るのではなく、指示に従わなくて宿題さえもやらずに成績不振の生徒を擁護する行政と保護者に起因します。
小学校のテストなんて100点取れて当然です。「クラスで上位」と自慢している生徒でも、偏差値的には40レベルです。
中学校の定期テストも同様です。問題も答えも全て知っているのです。90点を越えて当然です。だから平均点を取っても偏差値的には30台後半です。

「そんなことは無い」とケンカ腰で言われる方。
そんなに現状の教育をお分かりなら「何故、お宅のお子様はこのレベルなんですか?」
こんな教え方をして下さい。それは家の子嫌がるので止めて下さいと言われる方「そこまで【お詳しい】のでしたら、【お家塾】で指導された方が成績アップに・・・」

塾は「サービス業」だと言うことは分かっています。
ただ、ご機嫌取りに注力する(流行りの、ブームの、人気の〇〇け主義)塾が生徒の為の正しい方法なんでしょうか?
古臭いと言われようが、厳しいと言われようが、生徒の望んだゴールまで向けて導いて届かせてあげることが【一番のサービス】だと思うのですが・・・・・・望まれてないんですか?

やはり、聞こえの良いCMを見せて、結果よりも『機嫌よく月謝を払って頂ける』システムの構築が【現代風】なんですかね・・・・・・(涙)