[2024年3月11日]
塾に通う目的は、大きく分けて3つあるでしょう。
?一つ目は学校の内容に満足せず(?)もっともっと豊富な知識や多彩な解法を知りたくて求めて、新しい指導者につく場合です。
?二つ目は成績が思わしくなくて、補習や学び直しが目的です。
?三つめは受験に向けて、しっかりとした学力を身に付けて志望校合格を手にするためです。
?の「もっともっと」の生徒に期限やタイミングはありません。知りたい気持ち、上を目指す気持ちはいつでも、いつまでも持ち続けて欲しいと思います。
?の成績が思わしくない生徒(成績不振?)の場合、気付いた時、感じた時、直ぐに始めないと、更に更に成績が下降してしまいます。
「何かこんな感じ」「先生がこう言ってたから・・・」「ええじゃん、これ位で・・・」「私より下の人居るし」と、間違った意識と行動で過ごしてきたことが『成績不振』に繋がったと考えられます。保護者も同様に、「その内・・・」「頑張るって言ってたし・・・」「未だ受験まで2年有るし・・・」「通知表は3だし・・・」と先送りが通常になってしまってます。
カリキュラムは過去の単元が分かって無いと今の単元は分かりません。今の単元が分かってないと次の単元なんか「???」です。つまり遅くなればなるほど【戻れなくなる】のです。その上、親が塾を考えても、子どもは『できるだけ行きたくない・・・』が普通です。子どもに「どうするん?」と聞いても、子どもは「・・・」と保留・放置・先送りをします。それをしてきたから現状の成績なのです。
成績表は小学校ではギリギリ問題無ければ「よくできる」です。クラス内で上位(トップや優秀ではありません)ならば「よくできる」が付いています。小学校では上位1〜2割か、下位1割で無ければ『3』が付いています。つまり35点〜80点の生徒は皆んな『3』なのです。『3』は決して【普通】では無いのです。
嫌がる子でも早めに「お尻を叩いて」やり直しを始めないと・・・。
さて?の受験のためです。
よくあるパターンが、友人が「夏期講習に行って受験する」ことを夏休み明けに聞いて【私も受験する】の子供の言葉を聞いて「じゃあ塾にでも・・・」と秋から・・・。
中学受験は1月初です。残り3〜4か月です。元々成績優秀な生徒なら別ですが、前記のような「普通」の生徒が3か月で「何とか・・・」は・・・・・・分かりますよね。
高校受験も同様です。中3の1学期中間が終わって、慌てて「〇〇高校へ・・・」とか「クラブが終わったので9月から塾にでも・・・」が多過ぎです。
1学期に入塾しても残り8〜9か月です。クラブ引退後なら5〜6か月です。
これで「何とかなる」や「あの進学塾なら・・・」と考えている生徒や保護者。つまり『「行けば」「習えば」「聞けば」「教えてもらえば」直ぐに成績なんて上がるはず』と考えているからですよね。
近年では、大学受験も高校受験も日程が少しだけ早まっています。やることも増えています。だから大手塾や大手予備校では以前の新学期(4月スタート)や(3月スタート)を止めて(2月スタート)や(1月スタート)に変更しています。
つまり、現状と必要量を分かっているから【逆算】で動き出すのです。
「出来る生徒」「出来る親」ほどこの逆算をされます。
「出来ない生徒」ほど行き当たりばったりや少しでも先送りをします。「その親」ほど「子どもが言うんだから・・・」でそれを許して手遅れになります。
行動やスタートは少しでも早めにして下さい。
「家の子は・・・」は独り善がりじゃなく、他人に確認してもらって下さい。
生徒の将来と希望のモノを手に入れることが何よりも大切なのです。