パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2024年7月20日]

家の子は、そこまでひどくない。中の上!20240720

「家の子は、そこまでひどくない。中の上くらいです」
受験直前に少し難しい志望校を求めてお越しになられる方や、学校の定期テストの点数が毎回安定的に下降している生徒の保護者が度々使われるセリフです。

何を根拠にいつごろからそのように思われたのでしょうか?原因を考えてみました。

「家の子は60点取っている。半分が50点なので半分より上。だから成績は中の上」って言われる小学生のお母様。
《数字的には100の半分は50ですが、小学校のテストは、教科書の単元確認テストです。100点が普通です。80点でも心配事です。60点は日常の意識と行動からのやり直しを考える必要があるのでは・・・?》

「平均点取ってるってことは、真中ってことでしょ?全然ひどく無いじゃない?」
《平均点は母集団によって意味が全然違います。クラスの平均は受験の成績や可能性とは一切関係ありません。高校受験は全県中学生が母集団です。大学受験は全国の受験生が母集団です。お住いの狭い範囲だけで判断されると、とんでもない間違いが起こります。もし、ご存じ無いならば、お尋ね頂ければ…。とにかく言い返して勝てれば受かる事なんて・・・。です》

「家の子なんか比べものにならないヒドイ成績だった先輩の〇〇君があの高校に受かったんだから・・・」
《何故、そんなに〇〇君の成績に詳しいのですか?受験時の〇〇君の実力を確認されたのですか?
直前の半年で周りの10倍勉強したかも。特殊暗記能力を持っていたかもしれませんし…。
それまでの意識や行動を、家族全員で変えたかも…。別の方向から考えると「家の子、全然勉強せんのんよ」も各家庭によって1時間で“頑張った”の評価もあるでしょうし、3時間でも“少ない”の評価になるでしょう。60点を“普通”と評価する家庭もありますし。80点を“低すぎ”と評価する家庭もあるでしょう》

「だから塾に入れて受験をさせようと思っているのです」
《塾に入れさえすれば、塾が何とかしてくれると主張される方が多過ぎです。本人が意識して今までの誤りを正し、新しい指示を100%遂行してくれないと理想の成績上昇は望めません。100%行動してくれている生徒に希望のゴールを叶えてあげるのが塾の責任です。有名監督のチームに入れさえすれば、指示に従わない誰でもプロ選手になれますか?「入れれば」「行けば」「聞けば」「習えば」「教えてもらえば」成績が上がるなんて誰が言ったのですか?
逆に、「無理なら上がらなければ何処でも良かったけれど、聞かれたから一応理想を言っただけ。
とりあえず受験前に塾に入れてやったから親の責任は果たした」を口にされた方が居られましたけど、その価値観、私の辞書にはありません。ごめんなさい。理解できません》

「『受験まで、あと50日。まだ間に合う』ってあの塾のCMでも言ってるじゃない」
《すべては生徒の状態と生徒の行動と希望のゴールとの距離だけです》

「私(お母様)だって、学生時代に30点や40点取ってましたけど、こうやってキチンと一人前の大人になって、誰にも迷惑を掛けずに生きてます」
《お母様。本当に小学や中学の時に30点を取ってましたか?もし、そうなら相当頑張って取り返されたか、放置してきて自覚が無いだけじゃないですか?高校の苦手教科(数学・物理等)で取って、追試で何とか・・・なら分かりますが。
現代の小学校なら100点、中学校なら80〜90点が“普通”です。》

如何でしょうか?何が“中”で何が“そこまで”かご理解頂けましたでしょうか?
何度でも実態をお伝えします。お聴き取り頂いて、少しでも早めに生徒の将来の為・・・です。