[2024年7月23日]
生徒たちが言います。
「いや、そんなことはない」
「僕はやってる」
「今までは、これで何とかなった」
「学校の先生は、これで許してくれた」
「母さんは、これで良いって言った」
正しく無いから指摘したのに、何故言い返して勝とうとするの?
正しく出来ていたのなら、何故今の実力なの?
最悪なのは「はい、はい」と返事だけで無視して放っとく生徒(放っといたら母さんか先生が何とかしてくれるから・・・)が激増中!
意識・行動が正しくないのに、一方的に知識だけを入れてやれば成績が上昇するのなら、何故学校の授業で成績が上がらないの?
保護者が言われます。
「そんなことはない」
「家の子はやってくれる」
「家の子に聞いたらやってると・・・」
「家の子の言うように・・・家の子に合わせて・・・」
「お金払ってるんだから、塾が何とかしてくれるんじゃ・・・」
「プロなんだから、成績を上げるのが先生のしごとでしょ」
「失礼な!一々私たちの“せい”にせずに、塾で何とかしてよ!」
本心で、そう思われてますか?
残念ながら、上記「言い返し生徒」と「言い返し保護者」は同じ家庭の場合が多いです。
生徒が黙って放置する生徒の場合は、保護者の主張がもっと多くなります。
生徒が大人を“舐める”くらい「そんなことは無い」「俺は間違って無い」を全身からアピールする場合は、保護者が「もう、家の〇〇ちゃん、言い出したら聞かないんです」「言っても動かなくなるんです」と完全に子どもに負けてます。何故なら、何でも子どもの思いを叶えて煽ててやった結果です。
出来てる人は「えっ、そうなんですか?知らんかった」とか「学校とかでは言ってくれないから・・・」とか「じゃぁ、これからはどうしたら良いですか?」と更に厳しくても受け入れようとして実行されます。
だって、そうしないと、結果に結びつかないことを知っておられるからです。
とにかく言い返して勝とうとする人は、苦労して積み上げてきた経験をお持ちじゃ無いか、「お客様は神様」とか「金を払えば何でも手に入る」とか「消費者は偉い」とか「言わなきゃ損」の風潮を真に受けて、『口先だけで短時間に楽して手に入れよう』の傾向が見えます。
ただ、そのタイプの人が多数派になっている現代、「変えなきゃ」「直さなきゃ」が正しいのか、「常に多数派が正しい」「そんな時代じゃあ無い」を信じて受け入れるべきなのか・・・。
政治家や行政は『自分に批判さえ無ければ将来のことなんて』の姿勢ですし、その風潮を逆手に取って「優しい」とか「何でも受け入れる」を【売り】にして、結果や将来を考えず、商売としては抜かりない塾が大勢に成り始めています。
私も、言い返されるようなワードを口にしない方が良いのでしょうか?
その方が優しいと言って貰えるのでしょうか?
どなたか、何が正しいのかご教示ください。お願いします。