[2024年7月24日]
「私(家の子)、英語は得意です。学校でのテストの点数は一番良いです。大丈夫です」
かつて何人もの生徒や保護者に言われた言葉です。素晴らしいです。良いことです。羨ましいです。
何故なら私は苦手で苦労したからです。戻れるなら中学生に戻って、私もこれを言ってみたいです。
入塾時の面談や体験授業、教育相談の時に度々言われました。
「だから数学だけを教えてやって下さい。英語は完璧なので数学だけで〇〇高校(偏差60以上)には入れると思いますので・・・」も何度も言われました。
しかし、いざ簡単な質問や簡単なプリントをやってもらうと英語がボロボロ(?)なことが多かったです。
学校のテストで93点。塾の模擬テストで35点。偏差値も35〜42なんて場面を何回も見てきました。
「このテストが難し過ぎる」「入塾させようとして、わざと難しいテストを受けさせた」なんて悪口(?)も何度も言われました。
何故、こんな行き違いが起こってしまうのでしょうか?
以前から何度もお話ししていますように、現在の地元小・中学校の生徒のレベルが低すぎるのです。
学力のレベルだけでなく、素直さや我慢などの【人間力】のレベルも低いのです。
先生がいくら必死に教えても「何かこんな感じ」や「だから、こう書いとけば〇なんでしょ」と『違うよ』と何度注意しても分かってくれません。無視・スルーしてくれます。
先生が黒板で説明した内容と「数字」や「単語」を変えただけで【こんなん習って無い】【ズルい〜】となるのです。
つまり、毎日の授業は、定期テストの答えを黒板に書いて写させているだけなのです。
英語も教科書や配布プリント・サブテキストの印刷そのまま出るのです。
単語も授業で見た・聞いたもの『だけ』なのです。(中3になってTakeを「撮る」って言ってる生徒は沢山います)虫食い問題も本文を知っているのですから、誰でも埋めれるのです。
逆に聞きますが、ここまで【ドンズバ】問題で、平均点が58点なんて、どう考えたら、どう受け止めたら良いのでしょうか?
この問題で30点40点なんて、『わざと?』としか聞けませんし、70点80点なんて『保育所の塗り絵の方が完璧にやってくれました』状態じゃ無いかとおもいます。
実際に中2・中3(中3でこの状態で来られると辛いのですが・・・)の生徒が、中1レベルのbe動詞文、一般動詞文の文法の基礎の基礎、英語の「いろはのい」を分かって無い生徒が大半です。
そんな状態ですから、「人称代名詞の目的格」や「不定詞の形容詞的用法と副詞的用法の日本語の違い」や「接続詞のWhen」の話をすると「?????(何ものぞ)」の顔をされます。
「学校のテストで〇〇点だから・・・」を生徒も保護者も主張されて私たちを攻撃されますが、学校の現状から考えると、単元確認テストかノート確認テストの状態なので取れて当然なのです。
受験や模擬テストは全国の当然のレベルを求めてきます。それが普通だからです。
「私は正しい」「私は間違って無い」「私は分かっている」を思い込んでいるから、学校のテストの現状が受け止めれないのでは無いでしょうか?
ここまでお話ししても、「そんなことはない」「家の子はそこまで・・・」「じゃあ、塾に行かせさえすれば直ぐに・・・」「家の子も聞けば・・・」「家の子も習えば・・・」を強く主張されるお母様が居られますが、『お母様、ご自分の時はどうでしたか?』
英語も言語です。日本語が危うくなっている現代、そんなに「聞けば」「習えば」「教えてもらえば」なんてことが可能かどうか。ゆっくり考えて頂ければ分かりますよね。
英語が、一番時間が掛かります。文法も単語も作文も書き換えも言い換えも全部ですから・・・。