[2024年9月6日]
日々、生活していますと、この言葉は『普通』に使いますし、耳にもします。
当然のことですが、99%の人がそう思っています。
だって「私は間違っている」「私は分かっていない」「私は出来ていない」「私はダメだ」と毎日ず〜っと自己否定を思い続けていたら、生きる希望も生きる気力も無くなってしまうでしょう。
死んでは何にもなりません。生きていればこその可能性があるのです。
だから「人それぞれ・・・」とか「自由」とかの言葉が生まれたのだと思います。
但し、現代社会において大きな問題が起こり始めています。
「自由」「人それぞれ・・・」の名の下で、『わがまま』『自分勝手』な振る舞いをして、周りや他人に【迷惑】を掛けても何にも感じないどころか、「何でいけん(ダメ)の?」と「自由」を錦の御旗として社会性を無視した行ないをする人が増えています。
例えば、学校や子供会や放課後クラブで他人に迷惑を掛けている子どもの親ほど「私はちゃんと躾ている」「私はキチンと言っている」と言われますよね。
小学校低学年レベルで、キチンと正しい勉強をしていない生徒の保護者ほど「先生の指導が悪い」とか「先生との相性が・・・」と言われますよね。
「家族仲良く」と言いながら「子どもと揉めるのが面倒臭い」と放置して放っとくことをイコールだと勘違いしている保護者のなんと多いことか。
特殊な例ですが、深夜大通りで大音量をたてながらバイクを走らせている若者。注意やクレームを伝えると、言葉に出来ないような仕返しを受けたと聞きました。これは極端ですが、本人たちは「自由」と信じてやっているのかな(?)と・・・。何で10代でそんなにお金を持っているのかなとも思います。
私たちの仕事の範囲で言えば、生徒の現状を理解し、改善点を見つけ指摘し、成績を上げたり合格させたりが仕事です。目標は理想は100%達成です。しかし、時には見込みが甘かったり、力不足で達成できなかったこともあります。それらも含めて【結果がすべて】です。毎日が反省と改善の日々です。
生徒たちもそうです。勉強については「結果がすべて」です。正しい意識で正しいやり方で正しい量だけ繰り返していれば、正しい結果に繋がっているはずです。
なのに、「私は分かっている」「私はやっている」「私は間違っていない」と主張する生徒ほど伸び悩んでいるのは何故でしょう?
その後、授業で説明していると「えっ、こういう時には全部、こう書いとけば良いの?」と『埋め方』『終わらせ方』『やったっぽい方法』を聞いてくる生徒のなんと多いことか・・・。
『終わらせ方』を覚えたって、何の役にも立ちません。でも「私やってるもん」や「私は宿題終わったもん」に最大限利用してきたから伸び悩みの結果に結びついたのです。
これについて「違うよ」と指摘すると【そんなこと無いもん】【私は正しいもん】【私は分かってるもん】の生徒が激増中です。
入塾時に体験授業をして、志望校(ゴール)をお聞きしました。現状とゴールまでの差をお話しし、残りの期間から毎日どれ位の修正と勉強をしなければならないかをお伝えしてあります。
1か月授業を細かくチェックして、確認後、保護者にも生徒本人にも出来てる事と不足していることをキチンと伝えています。
すると、伸び悩んでいる生徒ほど保護者から電話があるか、お越しになられて『家の子「ちゃんとやってるのに先生が怒る」と嫌がってます。厳し過ぎるんじゃないですか?』とお叱りを頂きます。
厳し【過ぎる】って何ですか?何と比べて【過ぎている】のですか?
今まで(正しい)と自分だけが思ってきたこと、今まで(分かってる)と思ってきたやり方が間違っていたのです。なのに、まだ「自分を主張して他人を攻撃して自分の考えを通そうとする」これは前述の「錦の御旗」族とどこが違うのですか?
現実に注意したり、指摘したり、方法例を説明すると「えっ、そうなん。知らんかった。誰も教えてくれんけぇ」と直ぐに受け入れて実行してくれた生徒や保護者は早期に結果を出してくれました。
プライドなのか過信なのか「今まで甘やかされて何とかなったから」なのか知りませんが、勉強も社会人としても、家庭人としても、主張ばかりで素直じゃない人ほど結果が出ないことを更に【大声で他人のせい】にしますよね。正しくない、分かってない出来て無い人ほど【大声で】【自信たっぷり】に。