[2024年9月29日]
少し前に行なわれた政党の党首や代表、総裁の選挙で度々耳にした言葉の話です。
「ルールを守る党にします」
「ルールを守る組織にします」
「ルールを守る国にします」です。
マナーやエチケットと違い、「ルール」って決まりでしょ?絶対に守らなきゃならないものでしょ?言うなれば法律でしょ?
それを何で今さら「守る組織に・・・」? ですか?
改めて公言するということは、守っていない事の証明・宣言ですよね。
この国は、いつから法律を守らなくても許される国になったのでしょう?
最近の流行りは、高学歴の人が「私は、あの決まりに納得していないので守る気はありません」とか、
伝統ある私立学校に子どもを入学させておいて「あの伝統はおかしいです。あのルールも納得できません」と言う保護者。
校則や会則を完全に無視しておいて「自由を制約する」と喰って掛かる人が多くなりました。
「自由」って何ですか?「規則」って何ですか?
「悪法も法」って言葉があります。
どんなに気に入らなくても、どんなに反対でも、法や規則として存在している限りは【守るのが当然】です。嫌なら気に入らないのなら、皆んなと協力して改正すべきです。無視して【やりたい放題】は犯罪者です。
「自由」って何をしても良いことですか?
法や規則の規定の中でなら、個々人の選択が許されることですよね。
「自由」って、何でもわがままにやって良いことじゃないですよね。
最近の「自由」「人それぞれ」は、何でもかんでも、「自分の好きなように」「自分のわがまま通りに」「他人の気持ちは関係ない」を言うみたいです。
我慢・辛抱・継続・苦労って死語ですか?
言葉だけじゃなく、意識も行動も「死語状態」ですか?
人間力も国力も組織力も全てがそこから始まるはずなのに・・・。
当然、学力もですよね。ルールに従って我慢して繰り返すことで学力になりますよね。
『人間力が学力に!』を教室の根本にしていますが、ここは間違ってないと、ずっと信じています。