[2025年1月23日]
「若い頃は、クラブに熱中するのも大切だから、少し位勉強が疎かになっても・・・」
「学校にはキッチリ行って、授業はキチンと聞いているから大丈夫」
「学校のテストは平均点より上だから、勉強できている」
「小学校の時には少し不安だったけど、中学から塾に行かせれば大丈夫」
「中学で成績上位だったから、家の子の勉強方法は間違ってない」
「学校の先生が言ったこと『だけ、覚えとけば』勉強なんて簡単」
「昔は、塾なんか行かなくても学校だけで受験は大丈夫だった」
「私は、ほとんど勉強しなかったけど、こうしてチャンと『まともな』社会人に成れてる」
「分からなかったら先生に解き方を聞いて覚えておけば・・・」
「家の子は良い子だから、勉強が出来ない訳が無い」
「親は二人とも有名大学卒なので、その遺伝子の家の子が出来ない訳がない」
これらのセリフを言われる保護者が時々(年々増加傾向にありますが・・・)居られます。
本当に、この様な考えで結果が出ている場合は『失礼しました』とお詫びするしか無いのですが、現代の学校の授業や子供たちの環境ではこれらは通用しません。
保護者方の若き時代だったら幾つか通用した考え方や内容もありますが、ほとんどは現代の子ども達の学力上昇の障害になっていると考えられます。
ましてや、子ども達が学校で先生の指示を無視したり放っといたりしてるなんて想定に無いご意見ですよね。
「人それぞれ」とか「自由」とか「生徒それぞれの個性」を主張されて、どんな場面でも誰に対しても上記のセリフを主張される方が居られますが、「自由」で成績が上がるなら、ほとんどの生徒が有名大学に合格できているはずです。
【成績(勉強)が全て】とは言いませんが、上記セリフは子ども達が勉強をしなくてもよい言い訳のフォローになっています。
躾(しつけ)や家庭の事情や家庭内のルールにまでとやかく口出しをするつもりはありません。
素直・正直・我慢・継続・歳相応の力の【人間力】は各家庭のやり方の見せ所ですから・・・。
この部分こそ保護者の大切なお役目ですので最大の主張をヨロシクお願いします。
しかし、「勉強できるようにしてやって下さい」とか「成績を上げてやって下さい」と塾に来られたからには私たちの仕事は「正しい勉強の意識とやり方を教える(実行させられるかどうかは生徒と保護者次第ですけどね)こと」です。
ここまでお話しすると「子どもの行動や性格には触れずに成績だけ上げて」とか「子どもの好むやり方で成績を上げて」って言っては実現が不可能だとお分かり頂けますよね。
学校の先生方は「公」の立場の方々です。行政の指示に逆らったりクレームが来そうな行動や指導は出来なくなっています(悪く言うと武器を持たずに戦争をして勝てと言ってるのと同じです)
塾も同様です。指示や約束を無視しても、叱責せずに黙っている塾が『優しい良い塾』と評価され沢山生徒が集まって、間違っていることを間違っていると言う塾は疎まれます。
本当に生徒の学力上昇を手伝う事と邪魔することが何かは、お分かり頂けますよね。