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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年2月22日]

小学で80点、地元中学で50点は・・・ 20250222

「家の子、小学校でいつも80点は取ってます。だから優秀なんです」
「家の子、小学校で大体90点以上取ってきます。時々80点の時もありますが…」
「家の子、中学のテストでいつも平均の60点はキープしています。だから普通です」
「家の子、中学のテストで大体全部50点位です。だからチョッと習うと直ぐ上がる筈です」
「家の子、中学のテストでは大体40点台です。でもそれ以下の生徒が何人も居るらしいです。
だから受験までの〇〇ヵ月通塾させますから最低でも▽▽高校へお願いします」

度々お聞きしたお母様方のご意見です。
経験上の一般論のお話しをします。

中学受験だろうと、大学受験だろうと、合格可能性を計るのは【偏差値】です。一時『偏差値教育は悪だ』との風潮がありましたが、一般入試受験がある限り偏差値は無くなりません。何故なら、今の立ち位置と目標との【差】を的確に表してくれるものだからです。
偏差値は「一夜漬け」で数点上がったからといって、同時に数ポイント上がるものではありません。逆に点数は同じでも、偏差値が上昇していることもあります。
大切な部分は、『母集団』となる生徒が『同じテスト』を受けていることです。つまり、『学校のテストで〇〇点』は当てにはなりません。何故なら、各学校の先生が、問題のレベルも聞き方も調整出来るからです。

これらの現状から考えると、最低でも「小学校では95点〜100点」「中学校では80点〜85点」が取れるかと…。理想は小学で毎回100点、月に1回くらい95点。中学では90〜95点です。

では、根拠をお話しします。
最低でもの点数を取っている生徒の偏差値が、小学で40。中学で42〜45です。
じゃあ、理想の点数を取っている生徒は、小学で45前後。中学で50〜54位です。
中学で平均点位をキープしている生徒は偏差値37〜38しかありません。
俗に言う【普通(?)の高校】には受かりません。

じゃあ、小学校で80点以下、中学校で50点以下の生徒は何が問題で、どうすれば良いのでしょうか?
細かいことは生徒個別に原因と対策が違いますので、全部は申し上げられませんが、大きくは『勉強』の認識が間違っていますし、『やり方・量』も間違っています。

カリキュラムは「歳相応」に「順次」「積み上げる」ように作られていますが、近年の「叱られない」「罰が無い」「親に言い付ければ文句を言ってくれる」が前面・全面に出て、『とにかく放っとけば大人が何とかしてくれる』の意識の生徒が多数派です。
その証拠が「平均点」を取ったら偏差値45〜50は有るはずでしょ?何で現状は40以下なの?先生が、生徒に合わせてテストのレベルを下げているからでしょ。
じゃあ、生徒の何のレベルに合わせて下さっているのか・・・。
これが、私が言い続けているものです。

偏差値30や40の生徒が「聞けば」「習えば」「教えて貰えば」「行かせれば」直ぐに実力アップになるとお考えですか?
先ず、毎日の生活と意識を改善しないと、いくら『優秀な生徒』でも入っていきませんし、使えません。
この事実をお話しすると「何〜に、偉そうに」「そんなこと無いわ。家の〇〇ちゃんは…」「あっちの▽▽塾は『大丈夫ですよ〜』って言ってくれたのに…」って叱られます。

この地域の【事実】を受け取って頂けることからコツコツと指導しています。