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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年3月28日]

そんな極端な・・・!20250328

指導していて、中々指導に従ってくれない生徒やその保護者に現状や原因を報告をし、家庭での声掛けをお願いすると、時々返ってくる「えっ?」って思うセリフがあります。

「このままでは、学力は上がりませんよ」
『勉強が全てでは無いでしょう?元気に生きてれば・・・』

「指示に従ってやってもらわないと、志望校には届きませんよ!」
『低いレベルの学校しか入れない子は死ぬしか無いのですか?』

「やり方や意識を変えないと、学力は上がりませんよ!」
『学力が低い子は、生きてる価値が無いのですか?』

他にも、知人や保護者からお聞きした職場での会話もあります。

「そのやり方では、時間ばかり掛かって間に合いませんよ!」
『えっ?何ですか?私のやり方を否定するんですか?』

「そのやり方では、お客様に迷惑が掛かりますよ!」
『えっ?何ですか?イジメですか?』

「それは、看護学校で習ったやり方と違いますよね。危険ですよ注意して下さいね」
『えっ?何ですか?私を否定して除け者ですか?退職に追い込むつもりですか?』

『えっ?何なの。私の意見を受け入れられないの?男尊女卑?離婚しかないわ!』
『何か私ばっかり責めてられて・・・対等じゃないわね。もう無理ね。離婚しましょ』

社会・大人・職場の現場でもこんな発言をする方が居られるようです。家庭でもこんな経験をお持ちの方も居られるようです。
心からこんな事を思われているのでしょうか?本気でそうしようと思われているのでしょうか?

私も状況を色々詳細にお尋ねしてみると何となく傾向が見えてきました。
この様な極端な発言を相手にぶつけられる方は、【自分を過信して相手の言葉や指導を素直に受け入れず、この様な発言を続けている間は、決して変化も上昇も出来ない場合が多い】です。
更に、【兎に角勝ちたい!勝った満足が欲しい!極端な“死ぬ”とか“辞める”とか“離婚”の言葉を使うと相手は驚いて黙ってくれることを知っていて、少しでも優位に立ちたい】事を無意識だとしても知っていて実行しているようです。

勉強出来ないから、学力が低いからを理由に『価値が無い』とか『もうダメ』とか言ったことはありませんよね。希望や要望を告げられたので、到達できたりゴールできる方法や改善点をお話ししているだけです。
職場の後輩を陥(おとしい)れてダメにして追い出そうとする人が居ると思いますか?
なのに何故、聞き入れもせず、変わろうともせずに、自分を主張して勝とうとされるのでしょうか?
心にもない極端を口にしてまで「とにかく勝てれば良い」の気持ちは、どこから生まれるのでしょうか?
昔から『負けるが勝ち』って言葉があります。
その場は相手の言い分に負けた気になるかもしれませんが、素直に受け入れて大きく成長する方が、どれ程自身の将来のプラスになることか・・・。