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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年4月7日]

最近、多く見掛ける「塾選びの間違い」20250407

塾に通ったり、塾を選んだりする目的は何ですか?
「友達が欲しい」とか「遊び友達が皆んな行ってるから仲間外れにならないため」とかの特殊な理由じゃない限り、ほとんどの人が「成績を上げたい」「分からないことを分かりたい」「実力をつけたい」等ではないでしょうか?

実は、これらを叶えるのは簡単なことなんです。但し、個々人によって掛かる時間に多少の差があることと、生徒の性格によって適切な形態があることはご理解下さいね。
生徒の現状を把握して、意識の間違いを指摘して修正してもらい、やり方の間違いを指摘し、正しいやり方に変更してもらい、不足分を明確に表記して増やしてもらうだけです。簡単です(ところが中々・・・涙)。
現実に、中学時から「甘え」や「ごまかし」を注意し続けて意識変革が出来た生徒は、偏差値が15〜20も上がって、有名大学に進学してくれました。

逆に考えれば、間違った意識のままで「有名な進学塾」に通っても、間違ったやり方のままで「優しくテクニック」だけをいくら聞いても、不足分を埋めずに「マイペース」で続けて通塾しても、目先の増加や瞬間的な微増はできても、結果的にはほとんど上昇しませんし、数年後には今よりも下がっていると思います。

間違いの例を少しだけお話しします。

*自らの責任で、分かるまで『絶対』に聞き続ける・考え続ける習慣の無い生徒が、一斉形態の進学塾に通っても・・・。
*基礎学力が付いていない生徒が「高いレベルの中で聞けば、勉強出来るようになる」と難関進学塾に通っても・・・。
*根拠や用語を理解も覚えもしない生徒なのに、目の前の問題の解法テクニックだけを坦々と教えてくれる塾に通っても・・・。
*間違いをいくら注意しても、絶対に自分のやり方を変えない生徒が「怒らない・優しい・私に合わせて」くれる塾に通っても・・・。
*わがままな生徒が【決して叱らない優しい塾】を売りにしている塾にいくら通っても・・・。
*「私のやり方」や「私の・・・」「私は・・・」と絶対に自分を変えない生徒が、『厳しい塾や叱る塾は絶対に嫌』と自分を甘やかしてくれる塾にいくら通っても・・・。
*「放っといても」「無視していても」「宿題なんか適当にやってる振りをしていても」大人は決して怒らないし、自分に痛みは来ないと思ってる生徒と、「行かないよりは・・・」「その内、少しでも・・・」と思っている保護者が、いくら有名塾に通っても・・・。
*今までは放っといたけど、受験だから、簡単に成績上げてもらうために【一応】塾にでも・・・。
*「有名だから・・・」「CMで良く見るから」と内容を確認もせずに選んでしまう保護者。
*「ここはあそこより安いから、ここで頑張って」と内容よりも値段だけで選ぶ保護者(家庭の家計事情で仕方ない場合は除きます)。

最近、多く聞く間違いの典型的なパターンが、教室の方針や空気感、我が子をどうして欲しいのか、どうしてくれるのか、を確認しもせず「そんなん、スマホでホームページみたら、全部、分かるじゃん。何でいちいち時間掛けて私が行かんといけんの?」とか「子どもが友達に聞いて選んで来たんだから、最適に決まってるじゃん。通うのは子どもなんだから・・・」と。
保護者の価値観を、子どもも敏感に感じ取ってマネして実行してますね。
生徒が間違っていたり、中途半端な行動をしているから現状の成績なのです。
それを変えずに「更に優しく機嫌を取ってくれる塾」を望まれているみたいですね。

「お金の有効活用」「本気で子どものため」に反していると感じているのは私だけでしょうか?
またまた失礼な発言をしていますね。これだから沢山お叱りを頂くんですね。ごめんなさい。