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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年4月17日]

誰がそうした?何がそうした?20250417

塾内の生徒の成績について考えてみました。
?急激に上昇して、後の受験でも目標を手に入れてくれた生徒。
?ゆっくりだったが確実に上昇してくれて、最後には夢を手に入れてくれた生徒。
?中々変化が見えなかったのに、あるキッカケで急激に上昇してくれた生徒。
?前学年までは【学校の】テストでは良い点数だったが、進級・進学後に塾に来るようになったがほとんど変化の見えない生徒。
?【学校の】定期テストや確認テスト(休み明けテストを含む)では高得点なのに、模擬テスト等では「あれれっ?」の得点しか出来ない生徒。
?学年が上がれば上がるほどジリジリと下降している生徒。
?進学した途端に、その都度、急降下している生徒。
?何も変わらず、保護者が痺れを切らして退塾していくパターンの生徒。

?と?の生徒については申し上げることはありません。有難いし嬉しいかぎりです。
?の生徒については、私たちも色々と最大限の声掛けはしますが、本人はもちろん、保護者がほとんどご理解頂けません。
??の生徒については、以前から何度も何度もお話ししていますように、いつまでも「小学校勉強法」を続けている生徒です。「今まではこれで・・・」「学校ではこれで・・・」「誰も叱らないから・・・」「学校では〇をもらった」「私はちゃんとやっている」と、学年が上がろうが学校が上がろうが、「聞いた」「書いた」「埋めた」「終わった」「忘れた」の【作業勉強】を中学・高校になっても続けていることが大きな原因と思われます。
何故、何を根拠にそう思っているのでしょうか?

大問題なのは??の生徒です。近年、大激増中です。
??の生徒と同様に「私は今までは・・・」が原因の多くにあると思いますが、??の生徒を増やしているのは、地元の学校のテスト内容やレベルだと考えられます。
地元の小・中学校には当然ですが入学者選抜試験(通称入試)はありません。
よって、学力レベルや学習姿勢を確認することなく希望すれば全員入学できます。
それは憲法や法律に規定されていることですので、全く異論はありません。
問題はここからです。学年が上がれば、勉強方法や内容や量や理解・暗記量も増加します。
しかし、??の生徒が激増しているので、学校側としても苦慮されています。
テストの平均点や生徒への対応を考慮し、テストへの出題方法やレベルをドンドン下げて皆んなが少しでも多く答えられるように変えています。
小学校に至っては、先生方には失礼な言い方ですが「毎日、テストの答えを黒板に書いて教えている」状態です。近年では、高校でもその傾向があるそうです。
普通に授業を聞いて覚えておけば小学校で100点、中学校で90点が取れて普通なのです。
しかし、中学校で85点や90点。良い時には95点取れてしまうと本人は勿論、保護者までもが【家の子天才】【家の子、すごい勉強できる】と勘違いしてしまうのです。
その後、中学や高校に進学しても【私はスゴイ】【私は賢い】と過信していますので、私たちがいくら『違うよ』と現状を説明しても、【聞く耳を持って】くれません。逆に、【自分は出来てるのにゴチャゴチャうるさい塾】【もう嫌だ。塾変わる】となります。
その後、希望の実力と進路を手にされたのなら私たちの余計な口出しですが、多くの生徒の追跡調査では、『やっぱりな』が多かったです。
模擬テストや入試のような【初見】や【応用】問題には太刀打ちできないのがその証拠です。
それで「私は出来てるので、国立の〇〇大学ぐらいは当然」「私は学校では良い点なのに、何であそこしか受からないの。この塾ダメね」と言われても・・・。

このプライドと過信は、いつ、誰によって身に付いたのでしょうか?
早急に気付けないと、社会人になっても「自分はスゴイ」「私はそんなレベルのことをするために入社したのではない」「もっと責任のある仕事をやらせろ」にならなければ良いのですが・・・。

?の生徒は皆さんのご想像通り、途中で素直に受け入れて実行してくれた生徒です(笑顔)