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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年5月31日]

何故、子どもに「我慢」を教えないの?20250531

「我慢」って話をすると、「何でもかんでも押さえつけるのではなく、子どもの意志を尊重してあげるのが今風・新しい・正しい」と言われる保護者が増えています。

アメリカの大学での見解があります。

****【「我慢」というのは、いまを楽しむのではなく、「いまは我慢して、あとにいいことを取っておくこと」なんですね。
1960年代にスタンフォード大学で心理学者ウォルター・ミシェル博士が行った「マシュマロ・テスト」という有名な心理実験があります。
4歳の子どもの前にマシュマロを一つ置く。「いま食べてもいいけれど、15分待つことができたら、マシュマロを2個あげるよ」と言って立ち去り、我慢できるかどうかを見る。
すぐに食べた子と我慢できた子とでは、その後アメリカの大学進学適性試験で、我慢できた子のほうが総合スコアで平均210ポイントぐらい高かったという。
さらに10年後、20年後の追跡調査でも、社会的な成功の度合いが違ったという結果もあって、子どもは我慢できるように育てたほうがいいという話になったのです。

このように日本人に限らず、私たちは幼い頃から、我慢することを教育やしつけによって教えられてきたので、多くの人たちは「いま我慢すればあとでいいことがある」と信じているわけです。】****


ここまで明確に答えが出ているのに、何故、素人が自分の勝手な思い込みだけで「我慢」を教えないのでしょうか。

「いつまでもカワイイ私の〇〇ちゃん(冬彦さんみたい。古い!)」と思われている保護者

子どもとの面倒を避けたいがために「子どもの人生なんだから・・・」と自分に言い訳をしている親

自分の『楽』だけを優先して「言っても聞いてくれないんだから・・・」と逃げている親。


これが本当に「カワイイ家の〇〇ちゃん」のためになっているのでしょうか?

私には考えられません。