[2025年6月8日]
「そのやり方ではダメだよ」
「分かった“つもり”で放っといたらダメだよ」
「それだけの勉強量では足りないよ」
「覚えるっていうのは、2〜3回眺めただけではダメだよ」
「公式は内容を分からずに“ただ覚えて”も使えないよ」
「小学校のテストと、中学校のテストは違うよ」
「中学のテストと、高校のテストは違うよ」
「学校のテストと入試は“全く別物”だよ」
「高校入試はテクニックで“何とかなる”こともあるけど実力では無いよ」
「入試では“学校で習って無い”と思うような問題も出るよ」
中学・高校に進学した生徒を見ていると、「あ〜あ、このままでは近々に成績下降が始まって、次の入試時には相当苦労するだろうな」って思える生徒がハッキリとたくさん見えるようになってきました。
また、そのまま改善せずに2年3年と進級してしまった生徒が「授業が、訳分からん」となったり、『「〇〇校」「〇〇大」に行きたいのでお願いします』と本番の数か月前に来られて「うっ?」と困惑することが増えました。
注意や話をした時の生徒の反応は、
「分かってます(分かってる様には見えないけど・・・)」
「やってますよ(やってないから注意してるんだけどなぁ)」
「私は今まで、このやり方で『良い子』って褒められてきたから私は間違いない(それが現代の親子の最大の問題点)」
「だって、今まではこのやり方で何とかなってた(そりゃそうでしょう。今まではランク下の学校だったんだから・・・)」
「だって、学校の先生は何にも言わないよ(学校は教えるのが仕事。私たちは・・・)」
「学校では、これで全然困った事が無い(近年、成績不振で留年や退学になった例を聞いたことが無いです。テストで20点や30点を取っても罰は無いです)」
「先生に聞きに行けば大丈夫(先生は、その問題の解法と答えを教えて下さる。意識、取り組み方、改善方法の説明はやってもらえない。時間が無いから・・・)」 です。
現代の地元の学校のレベル低下は目に余るものがあります。
小学校は【幼稚園化】していますし、中学校が【小学校化】しています。小学校のテストは授業で先生が説明されたまんまの一言一句違わないプリントです。100点取れて当然のレベルです。だから、自力でやるべき『九九』や『語彙変換』が出来ない生徒が増えているのです。あるお婆さまが参観日に参加して「最近の小学校は動物園か」と驚いたと言われていました。
中学校でさえ、テストは教科書・サブテキスト・配布したプリントからしか出題しないことが多いのです。つまり、普通にきいておけば90点〜100点取れて当然かと。
クラブに至っては、小学校ではボランティアの大人が全部準備し、クラブ中も児童の機嫌を取って楽しませるもの。中学校では、「結果よりも頑張る姿が美しい」と成績不振生徒も気兼ねなく参加できるように「綺麗事」や「甘言」を言うのが【良い指導者】と思われています。
その意識・価値観のままで高校になっても【クラブを頑張っているから・・・】と勉強を疎かにしておいて、いざ入試直前では『国公立の〇〇大へ』なんてふざけている親子が多過ぎます。
教室のある地域は、県内でも圧倒的に学力の低い地域です。だからこそ必死にお伝えしているのですが、話せば話すほど「偉そう」「家の子は違う」と儲け主義の優しい塾が持て囃されます。
やっぱりわたしが間違っているのですか?偉そうなのですか?生徒の勘違いや間違ったプライドでの放置はありませんか?