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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年8月15日]

〇〇ぐらい(良えじゃん)!20250815

長年、沢山の生徒たちと接していると「成績上昇の妨げになってるだろうな」と感じるワードを発する生徒が居ます。
その共通する発言(本人は殆んど自覚がありません)は、「〇〇ぐらい良えじゃん」です。

「だって、クラブで疲れとるんじゃけぇ宿題忘れぐらい良えじゃん」
「折角の日曜なんじゃけぇ今日ぐらい遊んでも良えじゃん」
「私なりに頑張っとるんじゃけぇ、私のやり方で良えじゃん」
「文化祭(大会・運動会・修学旅行)の振替休日なんじゃけぇゆっくりしても良えじゃん」
「仲良し皆んなでいくんじゃけぇ、断れんじゃん。一日ぐらい良えじゃん」
「夏休みなんじゃけぇ、ガミガミ言わんでもこれくらいの勉強で良えじゃん」
「学校での成績は普通なんじゃけぇ、勉強勉強言わんでも良えじゃん」
「そんなにたくさん勉強せにゃぁいけんのんなら、▽▽高校ぐらいで良えじゃん」

どうですか?
こんな意識で今日まで来たから今の現実なんですよね。
頭の良し悪しや今までの成績とは関係無く、指摘されたその日から「我慢して変わろう」と行動してくれた生徒は、皆〜んな目に見えて成績上昇していました。

やり方の間違いや、必要量の不足を具体的に指摘しても「えっ、私はチャンとやってるよ。私のペースで良えじゃん」と言いますが、定期テストは目の前です。入試は応用問題しか出ませんよ。私のペースでは『間に合わない』から言ってるんですが・・・。
最悪なのが「家でどうしてるかまでは分からないだろう」「塾を出てしまえばバレないだろう」「まさか残されたり取りに帰らされたりは無いだろう」「叱られたらその時だけ『はい』って言っとけば・・・」です。
それで結果として成績が上がらなかったら、私たちが悪者です。

夏休みや連休は遅れた勉強を取り戻すには最適な日なのです。
何故なら、学校が授業の進行を止めて、遅れている生徒を待ってくれているのです。このタイミングを逃して、いつ追いつくのですか?
その上、学校に行かなくても良いのですよ。行き帰りの時間、ホームルームの時間、掃除の時間等が丸々無くなるのですよ。そこで勉強しないで何をするのですか?
遅れていたのですから、分かっていない事や覚えていない事、使い方の分からない事や何を指示しているのか分からない用語等、いくらでも見つけられるはずです。
我が教室では、『毎日初歩から復習・確認し、少しでも疑問があれば毎日質問に来い』と指導しています。本当に毎日来る生徒は『目に見えて』実力上昇しています。言われたから嫌々飛び飛びで来る生徒は「やっぱり・・・」です。

中には「お盆の期間くらい、勉強を忘れても良えじゃん」「正月休みぐらい、ゆっくりしても良えじゃん」「そんなに勉強勉強って言わんでも良えじゃん」「無理なら、行ける高校で良えじゃん」「別に勉強が出来んでも、社会に出たら困らんし…」と言われる保護者が居られますが、お盆のお墓参りやお正月の初詣、家族揃っての食事を否定している訳ではありません。それを言い訳にダラダラと数日を無駄に過ごすことを否定しているのです。そんな過ごし方や時間の使い方を【普通】として来た結果が今の生徒の実力なのです。
趣味も習い事もスポーツも否定しません。同時並行で勉強もやって下さい。
「1日1イベント」の人が増えています。「今日は〇〇があったから、勉強は良えじゃん」の考え方です。24時間をキチンと分割して無駄なダラダラに意識を向けて修正して下さい。

それを客観的に見れるのは私達の立場しかありません。その為のアドバイスならいくらでも・・・。