パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年8月27日]

事の重大さが・・・20250827

「家の子、小学校では、いつも90点取ってるので優秀です」
「私はクラスでは良く出来る方だから・・・」
「家の子、小学校で分からない事は無いって言いますから大丈夫です」
「小学校の先生は、特別問題は無いって言われるから普通です」
「家の子、中学ではいつも平均点ぐらい取ってるから普通です」
「家の子、学校のテストで大体85点ぐらい取ってるので優秀です」
「私は学校のテストで、いつも上位だ。だから受験にはチョコチョコっと教えて貰えば大丈夫」
「私は○○高校(地域?2、偏差46〜52)に受かった。だから、これからも学校の授業さえ聞いて学校のテスト勉強だけしておけば、国公立の●●大学くらいなら受かる」

以前から何度も何度も申し上げてきました。「小学校のテストは、100点取れて普通です。先生の『問題無い』は授業の邪魔をしないし、取り立てて別指導が必要な問題は無いという意味であって、成績優秀という意味ではありません。教科書と寸分違わない内容を、授業から1〜3日後に間違えて「分かって無い」「覚えて無い」なんて、有り得ません。
「中学校も同様です。昔の中学と違って、先生が叱れないため全体のレベルが急激に下がっています。地元の中学なら、85〜90点を取らないと【普通】ではありません。」
根拠やルールや用語を理解してなくても、70〜80点取れるように「授業のまんま」をテストに出しているのです。優しい先生ならばテストの内容だけを日々の授業で説明しているのです。キチンとノートを見て全部覚えたら全員100点のはずです。それが平均点58点とか「何がなんだか」以外の言葉が出てきません。
増してや、理科・社会なんかは、単元確認テスト状態にありますので、終わった途端に忘れていても、生徒は全部できたと思っています。それでは受験には使えません。
極端なのは英語です。教科書の復習テストになっていますので、内容や文法の理解は希薄です。学校では90点の生徒でも模擬試験とかでは平気で半分以下の点数です。
その意識のままで、そのやり方のままで高校に行って【楽しい学園生活】を優先し、勉強方法や取り組み意識を変えなければ、いざ受験となったら「もう戻れない」状態が心配です。

「優しい塾」や「一緒に頑張ろうねの塾」のように気持ちの良い言葉を掛けてあげたいのですが、私はウソまでついて金儲けはしたくありません。ギリギリでも戻れる方法を示唆してあげたいのです。「そんなん、誰にも言われたことが無い。このジジイがうるさいだけ」と思われても仕方ありません。事実と、現状の事の重大さをお伝えしたいだけなのです。

再度ハッキリ申し上げます。福山市の学力は、全国的にみて【低い】のです。その中での普通は当然【普通ではない】のです。「真ん中ぐらいの高校に行ってくれたら・・・」もよく聞きます。『真ん中』は、福山市内の高校リストの真ん中ですか?全国的な偏差値的な真中ですか?
この「真ん中」を仰る方ほど「じゃあ大学は地方の県立の〇〇に」と言われるから困るのです。

生徒だけではありません。近年目に付くのは保護者の問題行動です。
「あそこは混むから、手前のここで良ぇじゃん」と関係のない場所や他人の土地で乗り降りや待機をしている人。そこで、エンジン掛けっぱなしで音楽も掛けっぱなしで、平気で窓からタバコやペットボトルを捨てる人。
自分の損得や自分の楽さ加減で行動をしておいて、「良ぇじゃん、少々」とか「うるさいなぁ、チョッとぐらい」と主張される方。
その姿は毎日子どもが見ています。それが普通で当り前だと認識しています。その価値観の生徒が、いくら「良い塾」「優秀な塾」「高い塾」に通っても、全員が素直に成績上昇するとは思えませんけどね。
私学や高校でも『お願い』の形でそんな保護者に伝えておられますが、【どうせ見て無いし】【バレんかったら良い】の発想の方が問題なんですよね。

こりゃこりゃ、又々、一人前の保護者様にまで失礼な事を申しました。申し訳ございません。