[2025年9月1日]
「あの有名な塾で、繰り返し問題集を解いていれば大丈夫」
「あの有名な塾で、繰り返しプリントを解いていれば大丈夫」
「あの有名な塾で、繰り返し説明を聞いていれば大丈夫」
「今はよく分からないけど、繰り返し先生の説明を聞いていればその内分かる」
「繰り返し聞けば習えば教えて貰っていれば大丈夫」
近年、このようなセリフを度々賜りました(嫌味です)。
勉強は「聞くこと」ですか?「書くこと」ですか?
子どもが嫌がらないように「優しく優しく」してやることですか?
勉強は「分かること」「それを覚えておくこと」「問いが何を求めているか考えること」「解にたどり着くためにどのように組み合わせるか考えること」です。
ただ単に公式や答えを覚えるものではありません。
ましてや、先生の説明を聞いただけで次回解ける訳がありませんし、分かりも覚えもせずに繰り返し問題を解いていれば『その内出来るようになる』なんて、絶対にありません。
分かり易く悪口を言うと、頭が働いてなくても「〇〇時間も勉強してた」とか「週に3日も塾で習ってるから」と保護者が許しているから生徒が【これが正しい勉強法】と思い込んでいるのです。
生徒も「自力で何とか・・・」と考えることをせずに「周りの責任」「他人任せ」にしておけば何とかなると誤解しているのです。
勉強は作業ではありません。ただ繰り返しているだけで勉強が出来るようになるならば「毎日何時間も繰り返して説明と確認プリントをしている学校」で【出来ない】なんて有り得ません。
その間違いを指摘してやることもせず、誰かに指摘されたら保護者が盾になって生徒の機嫌をとってやれば、更に形だけの「勉強してるフリ」の良い子ちゃんになってしまいそうです。
世間には、それを逆手に取って「一方的に説明しっぱなし」「一人で坦々と問題解かすだけ」で【優しい塾】を演出している塾が多いです。
では、今まで「間違ったやり方を続けてきた生徒」はもうダメなのでしょうか?
今日、完全に理解してくれて、今日から意識も行動も変えてくれれば勿論戻れます。
ただし、間違っていた期間と同じだけ時間が掛かります。我慢して苦労して今までの2倍3倍と頑張ってくれれば当然期間は短くなります。
多くの皆様から【嫌われる】【鬱陶しいと思われる】【古臭いと言われる】のを覚悟でお話ししています。
だって、縁あって私たちと出会った生徒の、夢と将来を少しでも手助けしてあげたいから・・・。