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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2025年9月15日]

「叱ります」って言うと、こんな目に・・・20250915

我が教室のチラシや教室前の看板には「私たちは叱ります」って書いてあります。
当然叱る対象は「指示を無視」したり「他の生徒に悪影響がある」生徒です。
勿論、殴ったり、出血したり、気絶するようなことはありません。それは現代では暴力です。
それでも生徒の中には「僕は悪く無いのに怒られた」とか「今日、初めて忘れ物をしたら怒鳴られた」と保護者に言い付け、事実確認もせず真に受けた保護者から「お叱り」の連絡を頂いたこともあります。
どこの世の中に「何も悪くない」のに叱る指導者が居ますか?「初めての忘れ物やミス」で叱る指導者が居ますか?
何度も何度も注意して、「これ以上続くと【まずいな】と判断した時」しか叱りません。つまり、同じことを複数回継続しないと叱りません。逆に指示に従って素直に続けてくれる生徒を叱った人を見たことがありますか?「キチンと指示通りに作業して、キチンと覚えて来て悪い子だなぁ」と叱っている人を見たことがありますか?
当然のことですが、一度も叱られること無く卒業していった生徒が大多数です。

以前、どこかの女子中学生が「ここの塾、叱るんだって。そんな塾に行きたくないよね。誰が怒られるのが分かってる塾に通うんだろう」って言いながら教室前を通過していきました。
それを聞いていた在籍中の生徒が「何か出にくいなぁ」と言いながら、批判してた生徒が見えなくなってから帰っていきました。
批判していた生徒たちは『全員叱られる』もしくは『自分は間違いなく叱られる対象』だと自覚があったと想像できます。
指示に従わない生徒、意図して従ってこなかった経験がある生徒、原因は生徒にあるのに「個々の生徒の・・・」「キチンと話せば必ず分かる・・・」「家の教育方針では・・・」「生徒の自主性を信じて・・・」等に守られて【ダメな事をダメと言わなかった結果】もしくは【間違ったやり方や間違っている考えを全て容認】してきた結果、「何でも思ったことはやっても良い」「許される」と間違った認識のまま中高生になった生徒が激増しているのだと思います。

当然、今日までの人生で、殆んど叱られること無く「歳相応の認識」「歳相応の行動」「歳相応の人間力」「歳相応の学力」等の結果が得られている生徒なら【叱る必要】はありませんし、【叱る材料】がありません。なのに、そんな優秀な生徒の保護者ほど「言うこと聞かなかったら、厳しくしてやってください。どうしてもダメなら叩いても・・・(今の時代、難しいですね)」と言われますが、そんな場面は起こり得ません。

逆に、思い通りの結果が得られていない生徒ほど「私はやっている」「私はできている」「私は悪く無いのに・・・」と主張しますし、直ぐに自分の事は棚(の奥か二階の押し入れの天袋くらい)に上げて、「先生が分かってくれない」「先生が厳し過ぎる」「古臭いことを言う」「学校では許されるのに・・・」と保護者に「自分に都合の良いことだけ」を訴えて、【仕返し】を画策します。
生徒の現状を理解されてない保護者は「家の子に聞いたら、チャンとやってるって言ってます」とか「家の子が機嫌よく通ってくれるのが最良な塾です」「家の子をもっと分かってやってください」「私は注意してるけど、子どもが聞いてくれないんです(よくよく聞いてみると、号令一発で聞かなかったら二度目は無く放置みたいでした)」と言われます。酷くなると「私の教育方針と・・・」「私は子どもの意志と自主性を尊重して・・・」と言われます。

再度申します。そのお考えを否定するつもりはありません。
しかし、結果が思いと違うのなら、保護者も意識と行動を変えられる必要があるのでは?
「間違いを全て正してあげる」なんて大層な事を言うつもりは有りませんし、出来るとも思っていません。結果が出ている生徒や実績があるのですから、私たちの知る範囲で出来る範囲で指摘してあげることが、子どもたちの将来に対しての【親切】や【協力】だと思うのですが・・・。
「厳しく叱られたから、家の子トラウマになりそうって言ってます」のご意見の保護者さま。
まず生徒にたった一つの指示や約束くらい我慢して実行することをご指導ください。