[2025年9月16日]
学校の勉強に遅れているから「頑張れ」って言っても、やるべきことが出来て無くて、歳相応の責任感や行動が見えない生徒に「言われたことくらい我慢して実行しろ」と注意しても、「何とかなる・・・」「その時になったら大人が何とかしてくれる」と無視する生徒が増えています。
何人もの「そんな生徒」に『何で、そう思うの?』『いつからそう思ってるの?』『それで、何とかなってる?』って聞いてみました。
その答えが割と同じパターンでした。
「だって、学校では叱られないもん」「だって、僕より成績悪い生徒でも何とかなってるもん」「別にクラブ停止になる訳じゃないし」「罰とかで叩かれる訳じゃ無いし」「「親は、欲しいものは買ってくれるし」「成績下がっても、僕だけ残される訳じゃなく、一緒に連れて行ってくれるし」「受験の時になっても、親と先生で可能な所や方法を決めてくれるし」「塾以外のどこも、そんなことは言わないから、塾がおかしいから放っとけば・・・」だそうです。
正確に言えば『何とかなる』じゃなく『大人が何とかしすぎたから』子どもにすれば『ほ〜ら、何とかなったじゃん』が正しいんでしょう。
【罰として叩け】とか【遊びや趣味を取り上げろ】って言ってる訳ではありませんが、学力・実力よりも、【素直】【正直】【約束】【我慢】【継続】などの人間力は一生の必須事項です。ここに関しては【絶対守る!】を周りの全員で教えるべきではないでしょうか。
周りの家や、友達皆〜んながどうであれ、社会に出た時の必須事項だと思います。
テレビや報道や行政の【きれい事】をまるまる信じないで下さい。
キチンとこれらを求められているご家庭では、キチンと出来ている生徒が多いです。
「いつも言ってるんだけど、やってくれないんです」と言われる保護者が増えました。
当然です。学校や社会が許しているんです。一回や二回ですぐに従ってくれると期待しても無理じゃないですか?北のあの国みたいに『号令一発で全員服従』は無いと覚悟した方が・・・。
保育所の保育士さんたちは、幼児の「自主的な行動を」とか「自分で・・・」を求められているそうです。今は行きたくもないトイレに強制的に行かせるとか、「この後〇〇があるから今の内に◇◇しておこうね」とルールや時間に合わせさせるやり方は【不適切保育】になるそうです。
だから給食が始まった途端に「先生、おしっこ」とか別の何かが始まった途端に「先生、◇◇」って子が増えているそうです。我慢やストップを言うと、「ダメ先生」の評価だそうです。
そのまま、生徒が小学校に入ると、授業が始まって10分くらいで「先生、トイレ」とか、「今は〇〇をしなさい」と指示しても「先生、◇◇しても良いですか」と勝手に立ち歩くそうです。
昔はクラスに立ち歩き生徒は1人くらいだったそうです。現在はクラスに数人も居るそうです。
勿論「トイレに行かさないで漏れさせろ」とか「水を飲ませるな」とか言ってる訳ではありません。何のための休憩時間だったのか。今はどの様な状況なのか。準備は?後何分我慢できないか?を教えずに、体験させずに、「自主性」だ「生徒の個性を・・・」だ「苦痛を感じない様に・・・」だ、と綺麗ごとだけ教えて、親も信じているから学校生活も、会社も「規律」とか「ルール」が無きものにされているのだと思います。
話しを戻します。
ここまで「生徒」の機嫌や「〇〇親」の機嫌だけを優先し、社会性やルール無視を「個性」とか「自由」とか「自主的な・・・」で括って許すから、生徒も自分のこととして考えずに「何とかなる」「何とかしてもらえる」と考えるのは当然だと思います。
「親ごごろ」って何でしょう?我が子が「好き好き」「大切」「機嫌よく」だけですか?
大切だからこそ時には【心を鬼にして・・・】が無くなってるように思うのは、私が年寄り過ぎる【老害】だからですか?