[2025年9月23日]
皆んなには認知されていないけれど、将来と事実の浸透のために色んな活動をされている方から何度か耳にした言葉があります。
それは「やらない善より、やる偽善」です。
SDGsを世界に広めるために、委嘱大使として活躍されていた「ピコ太郎」さんも、同様の事を言われてました。
周りから「鬱陶しい目」で見られても、「面倒臭いなぁ」と思われても「皆んなの機嫌」を損ねても、将来や、皆んなの「より良い未来」のためには、変人扱いや異端児扱いを受けてもやり続ける行為の事だと思いました。
ガリレオ・ガリレイが地動説を唱えて、皆んなから「変人」「扇動」と言われ、逮捕されても地球が丸いことと動いていることを言い続けたから、今の科学があるのです。
また、その説を信じてコロンブスが大西洋を横切ったからアメリカ大陸(正確には西インド諸島ですが)を発見できたし、西回り航路が実現できたし、世界一周旅行が可能になったのです。
「何が正しいのか」なんて、時間が経過してみないと分かりません。しかし「バカだなぁ」とか「あの人、おかしいんじゃない?」って言われ続けてきた人を信じて誰かが達成したり、後日誰かが証明して見せたりして、やっと見直されて評価を頂けるのかもしれません。
では、この様な人間関係を、私たちの仕事に『手前味噌満載で』お話ししてみたいと思います。
現在の教室のある地域では、学力の低下が顕著です。データとして明確です。
マスコミや〇〇支援機構が度々言う「生徒の個性」「生徒の考えで」「生徒の自由を」「大人の考えを押し付けない」「強制して型にはめない」を【すべて真に受けた大人】が「人それぞれ」「その内変わる」「家の子は頑張っている」「私の若い頃は・・・」と、その低下に拍車を掛けている様に感じます。その上、「クラブは頑張っている」「サッカーには積極的に・・・」「家の子は良い子」、と学力とは直接繋がらない色々な理由を言われます。当然です。好きでやってるんだから・・・。
さらに、生徒の行動や勉強量を強制せずに、機嫌良く教えてやって『結果だけは保証しろ』的な発言や「家で言っても子どもが拗ねて動かないんです」と責任放棄に聞こえる発言も。
間違っても「クラブや習い事、趣味や遊びを一切やらずに勉強だけしていれば良い」なんて考えは持っていない事だけは理解して読んでくださいね。だって私だって、中学時代に運動部で県大会に出場したくらい熱中していたのですから・・・。
前述のように、生徒に歩み寄って保護者に従って(悪く言うと媚び売って)【優しく】とか【生徒が喜ぶように】とか【決して生徒を否定しない】を続けてきた結果、現況の生徒の学力になってしまいました。
そんな中で中学生の保護者が「家の子、中学で平均点より高いから、〇〇高校(偏差52)へ入れて下さい」なんて来られますが、学校で平均点より少しくらい高くても、実状偏差は37〜38しかありません。当然です、全体が低いので定期テストの問題レベルが低すぎるのです。入試問題レベルでいうと大問1か大問2レベルです。とてもじゃ無いですが、本番では・・・。
そこを逆手に取って「優しい」「決して叱らない」「一応教えた。結果は・・・」や「機嫌良く月謝を払って頂ければ…」の塾が乱立しています。確かに商売としては正しいと思います。
中には優秀な先生ほど「いいじゃない。生徒が機嫌よく通ってれば。成績なんて。親もそれで良いって思ってるんだから・・・。どうせ変わらないよ」と露骨に言ってるのを聞いた事があります。
私が【全ての生徒を変えてあげられる】なんて烏滸がましい考えはありません。しかし、皆んなが言いたがらない事実を告げて、生徒の将来の可能性を少しでも広く残してあげられたら…。
これが【「放っとく優しさ」より、私の「余計なお世話・お節介」の根拠】です。