[2025年12月12日]
小学校の「つるかめ算」が分かっていない中学生が、
中2の連立方程式が分かる訳がない
「つるかめ算」はご存じですよね。
「えっ?聞いた事がある?」社会で生きていく上で普通に使ってますけどね・・・。
では簡単に解説します。
問題 : 鶴と亀が合わせて20匹(羽?)居ます。
足の数が68本の時それぞれ何匹(羽)居ますか?
鶴の足は2本、亀の足は4本なので、差は2本ですよね。
全てが亀だったとすると 4×20 =80 で足が80本になってしまいます。
問題では68本なので 80−68=12で12本分を鶴にする必要があります。
違いが2本なので 12÷2=6 で6匹(羽)が鶴と考えられる訳です。
確認します。4×14=56 2×6=12 56+12=68で問題に合います。
答 鶴6羽、亀14匹 です。
これを連立方程式に置き換えると
鶴と亀の数が分からないので鶴をX、亀をYと置くと、
X + Y =20
2X + 4Y =68
連立を解くと X=6、Y=14 となり、つるかめ算より簡単に答えが出ます。
つまり、勉強とはこれなのです。
過去に習ったり学んだりしたことは、すべて完全に理解し覚えておいて、「それをさらに便利に簡単にする方法は無いか?」と新しく学んだ知識と合わせて理解し、問題に対して利用できる力を身に付けることなのです。
近年の小・中(一部高校生も)学生は、一方的に聞くだけ。言われたことを書くだけ。単元が終わると全て忘れる。「あっ、やったことがある」「聞いたことがある」と赤ちゃんの【居ない居ないバァ】状態で『勉強やってる』『キチンとしてる』と過信しているから学力がダダ下がりになるのです。
こんな簡単なことが【我慢】も【辛抱】も【継続】も出来ないで、「やってる」なんてウソまで言って【正直】でも【素直】でも無いから変化できないのです。
3歳児でもできるこれらが、『中学生になると出来なくなる』のは何故でしょう?
家庭でこれを話し合いすることが最重要事項ではないでしょうか?