[2014年7月1日]
前回の「聞いている」の派生話です。
先生が何度注意しても「私は分かっている」「私は知っている」「私のやり方は正しい」「私は正しくやっている」「私のやり方なら必ず良い結果が出る」と「私は…」「私は…」と自分を主張して、決して素直に従ってくれません。勿論、じりじりと成績は下降します。
その件をお家の方(殆んどがお母様ですが)にお伝えすると・・・、「私は、いつも言ってるんですけどねぇ…」とか「何回も注意したんですけどねぇ…」とおっしゃいます。
その後で「でも直らないんです。この子が特別なんでしょうか…」と、とんでもない発言まで。
まさに躾放棄です。
できない子なら、できるまで、やるまで付き合ってやる辛抱。
素直にやらずに「自分は完璧。自分は絶対。自分は…」の子には、首根っこを捕まえて押さえ付けてでも従わせる勇気。ひれ伏す事が必要な事を教えるチャンスです。これを教えてないので、先生・先輩・上司・親・大人に従わない風潮から社会意識の下落が起こっているのです。
正しく無いから正しく無い結果になっているのに、その責任と修正を他人の責任にする意識。
「私はいつも言っているのに…」は当に「子の鑑」なのでは?