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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2016年1月15日]

いつの間にそんな知恵が・・・?20160115

日々指導していると、指示を無視したり、注意に返事はするけれど、無かったことにする等、考えられない行動をする小・中学生(高校生もかな?)が多い事に驚き、検証してみました。
「勉強とは…」を説明し、できていない生徒に指摘して、改善を求めると、「はい」とは言うけれど、ほぼ改善する意志無し。つまりスルーです。
学校の宿題や提出物だけを「済ませただけ」なのに、「私は、キチンと勉強している」とか「私はクラスメートより勉強している」とか、最悪なのは「私はちゃんと“受験勉強”をしている」と決めていて、いくら指摘しても「はい」とは言うけれど、「そんなこと無いもん。今まではこれで褒められてたもん」と思っていてスルー。
小学生のように、「目の前のテストを消化するためだけの暗記」を繰り返し、理解もせず、テストが終わると数分後には忘れている勉強を何度注意しても止めない生徒。つまり素直じゃ無いか世間が狭い生徒です。
教科書準拠問題集(完全コピー状の学校の問題集)を教科書を何度も捲りながら、何も考えずに用語を探し出して写して終わり。なのに本人は「完璧にできた」と勘違いしている成績下降確約生徒。
宿題をやっているが、分かっても無いし、覚えても無いので、一から説明し、説明した用紙も渡し、「今日、家に帰って、確実に覚えて来るんよ」と言うと、「はい」と返事をした生徒に、翌日「覚えた?」と聞くと、「えっ?暗記の宿題は出てませんけど…」とか「えっ?テストするんですか?」と罰が無いと絶対に動かない生徒。
何度説明しても、その時は素直に「はい」って言いますが、毎回覚えて来ない。それを指摘すると「超不機嫌な顔」をし、更にダメな部分を指摘して確認すると、黙り込んで返事をしない。
後で確認すると「素直に認めると、負けたような気になって嫌だから…」といつまでも小学校最高学年のプライドで生きている生徒。
他にもたくさん有りますが、小学校入学以来、これらの方法を教えてくれた人はいないはずです。勿論、知恵が付かないことは困ります。
しかし、何故ダメな事ほど知らない内に知恵がつくのでしょうか?
「これ位なら許される」「これなら分からない。バレない」「これが一番楽」「そんなに苦労しなくても、私だけが特別責めらることはない」「今までこれで困らなかったので、これからも困ることはない」と自己保身を考えるのは人の性でしょうか?
しかし、相手は子どもです。
「子どもだから許して…」と仰る方も居られますが「子どもだから今の内に正面から向き合って…」と考える私はおかしいですか?