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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2016年2月14日]

私たちはただの道具?20160214

先日来より年度末定例の「保護者面談」を行なっています。
そこでは、生徒の現状・改善点・受験の可能性・今後への注意点等をお伝えし、家庭での様子・今後の保護者の考え予定をお伺いしています。
今後の予定は、各家庭のご事情や台所事情もあることですから、一概に非難や否定をするつもりはありませんが、家庭での対応に問題があり、私たちが時間を掛けて説得・対応・改善をしてきた生徒で、全生徒の中でも、「この子は後暫く、傍に寄り添って付き合ってやらなければ、元の木阿弥になりそうだ」と思われる生徒の保護者から「〇〇だから、もう良いでしょう。辞めさせます」と言われてしまうと、愕然としてガックリ落胆です。
例えばです。
?黙り込んで反応せず、指示しても、質問しても絶対に行動しなかった生徒。少し口調が強くなるとすぐに泣いて、その授業時間が無駄になっていた生徒。学校でも家庭でも宿題以外の勉強はせず、ひたすら提出物だけに追われていた生徒。受験生になっても、志望レベルと偏差値が8〜10も離れていた生徒。そんな生徒を、家庭学習後、質問にまで来させて、学力アップさせ、会話がやっと成立し始め、成績も何とか志望校に近付いてき始めた途端、
「高校にも予定通り、本人と家庭の努力で入れそうなので、もう塾は必要ありません。辞めます」です。
?中学で作業すること(授業に出る・ノートを書く・提出物を終わらせる)を勉強だと信じていた生徒。保護者も、そんな生徒を誰よりも「良い子」と認識しており、高校受験にも「地域最安値」を売りにしている集合塾に行かせ、合格判定でB〜Cが出たので「多分大丈夫」と受験させ合格。「学校の授業が分からない」との本人の申し出により我教室に入塾。「勉強方法の基本」を説明し、家庭学習の方法と量を説明したら、徐々に成績アップ(でも、まだ普通ではない)。すると「ここでは、競争するライバルが居ないので、受験するなら、家の子は〇〇(前出の最安値塾)が合っていると思いますので、3月までにそれを考えます」です。
?秋までクラブを推奨し、「勉強は後で頑張れば…」と志望校から随分離れた生徒を連れて来られて、本人も私たちも苦労して、何とか届く範囲まで来ました。すると「高校でもクラブが大切なので(本人はそこまで実力があるとは思っていない)、一旦3月で辞めて、高校とクラブの生活が落ち着いたら5月か6月に再入塾します」との答えに、『それでは先生が変更になる可能性がありますよ』と伝えると、「それは困ります」です。
どうでしょう?
これでも私たちは「偉そう」ですか?
やっぱり、勉強を舐めているor私たちを『道具』として扱っているとしか思えないのです。
勿論、キチンとした保護者様の方が多数派なのですよ。誤解の無いように…。
毎回、同様のネタですみません。