[2011年10月11日]
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以前「子どもが読書が嫌いで困っています。」という声をいただいた事があった。
家庭の環境をうかがったところ、居間では1日中TVをつけっぱなし。
子ども部屋にもTVがあり、パソコンがあり、ゲーム機も置いて、
特に制約などはもうけていなかったそうだ(この充実した設備には恐れ入る・・・)。
これはあまりにも極端な例だが、
読書習慣をつけたいなら「無音の時間を作ってはいかがだろうか」と提案する。
音を立てることを禁止されたとき、人がやれる事は限られてくる。
そうした場合に子どもが選択するのは、絵を描くか、本を読むか、プラモデルなどを創作するかしかないのではなかろうか(笑)
(私の実体験からお話しています・・・)
そして、絵を描いたり、プラモデルを創作するというのは主体的な動作が入るため、ずっとやっていると肩が凝る。
本を読むという作業が一番シンプルで気楽にとっつきやすいと考える。
(ただし、前もって子ども部屋から漫画を取り払う必要があることはいうまでもない)
読む本は・・・興味のある雑誌でも構わないではないか。
まずは活字に親しむという事から始まるのだ。
こうした環境作りから読書のきっかけを作り、その楽しさを実感してもらうことである。
本への抵抗感がなくなれば、やがては推薦図書と呼ばれるような立派な本に挑戦する気持ちも生まれるのではないか(笑)
おっと・・・。本題に戻ろう。
とにかく漢字検定というのは、日頃の読書習慣などを通じた国語力を試されるものでもある。
漢字そのものを読み書きできるというのではなく、検定試験を通して言葉の意味をたくさん覚えてもらう事で
文章を読み取る力を鍛えていってもらいたい。
これが塾長として切なる願いなのである。
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