[2013年4月11日]
『中1ギャップ』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「中学校で友達はできるだろうか」
「勉強についていけるだろうか」
そんな不安を抱えて子どもたちは中学校に入学します。
ですが、いざ新中学1年生としてスタートしたときに、
学校生活や授業の方法が今までと異なるため、
新しい環境になじめないことから
不登校となったり、いじめが急増したりするなど
諸々の問題が起きています。
とりわけ学習面の変化について
改めて見直してみます。
【学習面の変化】
?教科担任制となり時間ごとに教える教師が替わる
?授業時間が45分から50分に増え、学ぶ内容も大幅に増加する
?勉強の内容が難しくなり授業のスピードも増す
?新しい教科「英語」が主要科目となる
?定期テストが始まり、自分の学力の現実を知る
とくに?の点に着目すると、
入学した4月はまだ、小学校から中学校への切り替え期間なので、授業の内容もそれほど難しくありませんが、
毎年5月6月あたりから学習内容が急に難しくなり、授業についていけなくなるお子さんが急増しています。
また、夏休みが始まる前の定期テストはうまく切り抜けられても
夏休み以後に実施される定期テストで打ちのめされる生徒は激増です。
★ 今やるべきことは何か ★
それでは中学校に入学したばかりの生徒は
どういうことに気を付けて学習を進めていけばよいのでしょう。
それには以下の点を強調しています。
■上手に学ぶ力を身につける
学力を伸ばそうと思ったとき、
単にたくさんの問題を解き、答え合わせをするだけの勉強は真の勉強とは言えません。
まずは、分からない問題について自分でねばり強く考える。
また、間違えた問題についてはその理由を考えながら解き直し、自分で再テストをしたり、復習するタイミングを決めて実行に移したりと計画的に学習する。
学力を確実に伸ばすためには、
自分自身の弱い部分を分析し、その強化に努める自己管理が必要です。
もちろん学校や塾の授業をしっかり聞いて、授業内容の把握に努めるのはモチロンですが、
新中学1年生をはじめとして、他の学年であっても
このような自己学習のスキルを身につけてもらいたいものです。
---早稲田育英ゼミナール狛江教室 塾長 吉村---