冬になると、空が澄んだようにきれいに見えると感じたこと
はありませんか。
天文学上でも、冬は星空がもっとも美しい季節になります。
非常に星の数が多く、明るい星も多く、さらに星雲などの数
も多いのです。
特に冬の大三角をとりまく星々が有名で、知名度の高い星座
が多いのです。
今回は、冬の代表的な星座であるオリオン座について
少しご紹介します。
《 ☆オリオン座 》
オリオン座は冬の星座の中で最も有名であると思います。
オリオン座は、トレミーの48星座の1つで、
ギリシャ神話における登場人物オリオンを題材とした星座です。
天の赤道上にあり、おうし座の東にある星座です。
中央に三ツ星(オリオンのベルト部分)が並んでいるのが
目印になります。
実は、冬の星座ではあるのですが、
夏の夜明けごろにも見ることができます。
オリオン座の星のなかでよく見える
明るい恒星(みずから光る星のこと)は、
ベテルギウス(オリオンのわきの下)と
リゲル(オリオンの左足)です。
ベテルギウスはオリオン座で2番目に明るく、
オリオンの右肩(右わきの下)にある
赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)です。
赤色超巨星とは、直径が太陽の1000倍以上の大きさがあり、
太陽より数千倍以上もの光を放つ恒星のことです。
太陽よりはるかに明るいなんてすごいですよね。
ちなみのこのベテルギウスとおおいぬ座のシリウス、
こいぬ座のプロキオンの3つの1等星を合わせて、
冬の大三角を形成します。覚えておいてくださいね。
また、リゲルはオリオン座で最も明るい恒星で、
オリオンの左の膝の上にあり、非常に明るい大きな青白い星です。
特にこの2つの恒星ははっきりと見えると思いますので、
みなさん是非この冬に夜の空を見上げてみてくださいね。
オリオン座はほかの星を見つける目印にもなります。
シリウスはベルトのラインを南西へひろげることによって見つかりますし、アルデバラン、プロキオン、ふたご座も
オリオン座を基準にして見つけることができます。
次回はオリオン座の由来について触れたいと思います。
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