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早稲田育英ゼミナール
巻教室

[2017年10月10日]

高校生★自立型個別指導とは? 〜学習習慣〜

塾長の荒川です。



全4回で説明する「自立型個別指導」、
今回は第1回ということで、最も重視して伝えたい、
「この指導で得られるもの」がテーマです。



自立型個別指導は、関東大手の市進予備校講師による映像授業を活用します。


『え、個別指導塾なのに映像授業?!』
という声が聞こえてきそうです(笑)



映像授業という言葉がもつイメージはといえば、
「質問ができない」
「(子どもの集中力不足で)持続できない」
でしょうか。

圧倒的にマイナスイメージですね(笑)

高校生の保護者さまたち全員にこの授業形式を紹介しましたが、
やはり心配の声を頂いたのがこれらの点です。

私たちは個別指導塾で、保護者さまたちは
講師とマンツーマンであることに価値を見出してくださっているのですから、
当然の声です。


ただ、それでもなお私が映像授業の導入を決めたのは、
「マイナスではない、むしろプラスばかりだ」と断言できるからです。



この授業形式は、自立型個別指導という名称です。
すなわち「自立」が目標です。


学習の自立とは、以下の3つの習慣を得ることだと考えます。



?計画立ての習慣

生徒には、常に1〜2か月先までの計画を考えてもらいます。
どの日にどのテキストのどの範囲を学習するかを、スケジュールに記入します。

学校予習が基本になっていますので、必ず学校授業の遅くとも1週間前には
その単元の学習が済んでいる状態を目指します。

予習をすることで、学校授業の質が大幅に上がります。
「○○がわかる」「○○が苦手だ」と知って授業に臨めますので、
聞くべきところに集中できます。
学校授業が復習になります。


また、受験生であれば、模試までにどの単元を完成させるかを目安に、計画を練ります。
映像講義では教科書レベルからセンター試験レベルまで幅広く学習できますので、
受験参考書と並行して進めていただきます。



?実行の習慣

立てた計画を実行する習慣です。
一人での学習ではこれが大変です。大人でも…(^^;)

高校生たちは、1週間のなかで2〜7日、授業を受けます。

授業回数に上限はありません。
一度立てた計画は、やむを得ない事情がない限り、必ず実行していただきます。

基本となる通塾曜日・時間は初回面談時に決定します。
多くの生徒は週2回(1回120分程度)ですが、
遅れぎみであれば追加を促します。

定期テスト1〜2週間前にはテスト範囲を完成し、
テスト対策の演習に移ってもらいます。


?評価と改善の習慣

映像授業・演習を経て、疑問が残っていないかを自ら評価する習慣です。

市進予備校の映像授業そのものは「質問がでないほどわかりやすい」と評判です。
それでも、自らアウトプットできるかは別です。


自力で解き進めることに心配がある問題には必ず付箋を貼ります。
付箋の問題は何日後かに反復し、難しいようであれば、再度同じ映像を受けます。

※映像授業ですので、いつでも停止、巻き戻し、再視聴できます!

また、学校問題集等で自力では難しい問題を見つけた際は、
類題の映像を視聴したり、無ければ当塾の講師に質問していただきます。


すべて理解した状態でテストや模試に臨み、自分の努力で成果を勝ち取ってもらう、
これが自立型個別指導です。




当然、「個別指導」塾ですので、私たちの出番もあります!

それは、生徒のために上記?〜?を私たち講師が管理することです。

週に1度、個別で面談を行います。
予定をいっしょに立てたり、計画の実行を褒めてあげたり、
相談に乗ったり、アドバイスをしたり・・・

・・と、裏方に徹しますが、習慣が持続してこその自立ですので、
「勉強を教えない指導」に誠心誠意尽力いたします。



マイナスではない、むしろプラスばかりだ…と書きました。


自分から計画を立て、内容を決めて受ける授業は、集中できるものです。

中学生であれば、講師がその場で手とり足とり、勉強の仕方を0から伝える必要があります。
ただし、講師が高校生に付きっ切りになると、不都合がでてきます。
それは、自主性の問題です。

高校生の学習は、たとえ1教科でも膨大です。

これまでの指導そのものには、保護者さまたちからは満足していただいているのですが、
家庭学習が宿題だけで終わってしまい、自主性がなかなか身につきません。


「わからないことをすべて質問しているのに、なんで結果に出ないのか」と
生徒に質問を受けたことがあります。
この生徒は、「質問したことの復習」すら指示待ちになってしまっていました。

確かにどの生徒も質問を用意してくるのですが、
一番必要な自主性がまだまだ不足していることが多いです。


?計画立て ?実行 ?評価と改善


自立型個別指導は、自主性の基盤といえる、これら3つの習慣を身に付けることができます。
学年が進むごとに必要な勉強が増えていきますので、
本来は、自分が必要と感じたときに自分で行動を起こす必要があります。


是非、大学受験に向けて、
いえ、それだけではなく今後の社会生活に向けて、
学習習慣から自主性を身に付けていただきたいです。