[2021年12月22日]
子どもが
やるべきことをやれていない
やるべきときに、怠けている
そういった方へのお手伝いをと思い、
久しぶりに記事を書いている次第です(笑)
こういったトラブルを抱えているお子様は、
「やる気だけはあるんだけど、頑張れない!」
…と理由(いいわけ?)を言うのでしょう。
でもよくよく考えると
これって普通の感情ではないでしょうか?
少なくとも私は、頻繁にやらかしています。
特に食事面でだらしないです。
今年10kg太った…
ダイエットをしよう
体重計の数字が減っていくのは楽しいな
体重を記録するアプリもいい感じ
続けられそう!
2週間続いた、いける!
たまには仕事のあとラーメン食べたい…食べちゃった
明日からまた頑張ればいいや
週1回くらいのご褒美は大事なはず!
1週間たってないけど甘いお菓子をガッツリ食べたい…
体重計見たくないな…
リアルに、生々しく書きました(笑)
何度も繰り返している実話です。
こうやって自己管理が続かなくなるのです。
確かに、やせたいのです。
1年前の体重に戻りたい「願い」も「やる気」もあるのです。
ただ、ジムに通っても、私はきっと怠けます!(笑)
こういったときにネットなんかで体験談やアドバイスを調べると、
「時間がない人は奥さんに体重記録をつけてもらったりするのがよいですよ」
という意見が多いです。
先日、妻に話したら、「いいの?よろこんで管理するよ!」
と快諾されました。
現在、厳しく管理されています。
とんでもなく脱線していますので、もとに戻します。
何が言いたいかというと、
「やる気に頼るな」です。
※稀に意志が並外れて強い人がいるのは除きます
行動に起こせないのは、やる気がないのと同じ
と言っている人を見たことがありますが、
それはちがうと思います。
特に、自律できない子どもにとっては絶対にちがいます。
塾を開いて7年。
見てきた生徒は数百人。
怠け者から変身して大きく成長できた生徒のほとんどに、
共通点があります。
成果が出たから、やる気が湧く
です。
「やる気があるから、行動に起こす」ではありません。
1. 毎日行動を起こしたら
2. 良い成果に繋がって
3. それが嬉しいから
4. やる気が湧く
のです。
当たり前ですが、?行動を起こす がいちばん大変です。
勉強しなきゃ…でも今日やりたくないなー
ラーメン食べたいなー…太るなー
ここは、周囲の協力が必要です。
お子様が『やる気はあるんだけど』と言うのであれば、
叱るのではなく面と向かって話し合って、
行動を起こせる仕組みをつくってください。
仕組みとは、たとえその日に本人にやる気がなくても、
やらざるをえなくなる状況をつくることです。
例?
家庭ルールで各曜日の勉強開始時間を紙に書く
守れなかったときにどうするかも決めておく(スマホ禁止など)
開始時間までは親御さんは口を出さない
開始時間を過ぎても机に向かわなければ、行動に起こさせる
例?
毎日塾に行かせる
(荒療治ですが、すぐに習慣がつきます)
以上が、改善のための、周囲の必要な協力の話です。
以下は逆に、できるだけやってほしくないことです。
× お子様に習慣がついていなかったり、
勉強の進め方がわからないのにもかかわらず、
「本人次第」と丸投げすること
→各教科の勉強の進め方はお手伝いも可能です。ご相談ください。
× 「やる気だして」「危機感もって」「意識して」「気を付けて」
といった曖昧な叱り方
→会社での部下への叱り方のタブーとしても有名です。
例えば忘れ物の癖など、気を付けてどうにかなるものではありません。
気持ちは浮き沈みするものです。
いらいらをグッと堪えて、言葉にしないでほしいです。
それよりも、頑張れる仕組みを話しあってください。
このように、
やるべきことをやれていない
やるべきときに、怠けている
を改善するには、
「やる気」「危機感」「意志」といった浮き沈みの激しいものに頼るのではなく、
やれる環境を周囲の大人がつくる必要があります。
親御さんにとっても、
時間を決めて毎日忘れずに声掛けしたり、
毎日送迎するのは、大変な手間です。
厳しい言葉を我慢するのもストレスですよね。
それでも、お子様に習慣の変化を期待するのであれば、
相応の対価に思えます。