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早稲田育英ゼミナール
巻教室

[2025年1月25日]

苦手教科の向き合い方

塾長の荒川です。

ずいぶんと久しぶりです笑


受験生というより、これから受験やテストに向き合う中学生・高校生たちに、
少しだけお役に立てたらという気持ちで、
「勉強のやり方」をひとつ共有します。



よく相談をいただく
「頑張っているのに点数が伸びない」というケース。

すごくつらいと思います。
時間をかけているなら、その努力は成果にあらわれてほしいものです。



ある生徒が数週間で改善できました(65点→89点)ので、
勉強方法のbeforeとafterを紹介します。


〜before〜
?教科書を見る
?学校のノートをもとに例題を見直す
?ワークを解く
?答え合わせ
?間違ったところに印をつけて解き直し
次のページへ。
※1つの単元(見開き2ページ)に1〜2時間かけてくれていました。


一見すると、マメな性格で、何も間違いがないように見えます。
というより間違っていないのです。

このやり方が合う生徒と、合わない生徒がいます。


その教科が好きで、目標に向けて前向きに取り組めているのであれば、
これが最良ではないでしょうか。
(??を飛ばしても上手くいく生徒もいます。)


次に、改良パターンです。


〜after〜
?解答をじっくり見る
?解き方に納得できない問題は質問する
?同じ問題を、ノーヒントで正答できるまで解き直す
?似た問題に挑戦
※1つの単元に40分〜1時間かけています。


どうでしょう。
これだけ見ると、なんだか怠惰な印象ですよね。
「自分で考えていないんじゃないか?」って。

でも、実のところ、大学入試勉強の自学はほとんどこれです。

初めから解答を見ていますが、
塾や学校の授業を聞いてから問題を解くのと同じなんです。


ある教科が苦手な生徒は、この方法のほうがうまくいくことが多いようです。


苦手の原因は、自信の無さです。
自信の無さの原因は、失敗経験の連続です。

まずは正解しまくることが大事です。

自信がついたあとに教科書を見ると、あら不思議。
気持ちに余裕をもって読み進められて、簡単にすら思えます。



最近では、Youtubeなどに非常にわかりやすい解説動画が各教科・単元ごとに上がっています。
そういったものも、自信をつけるために非常に有効です。


綺麗ごとでは何ともならない「自信」。
それを身につけるため、ここ数年、塾として王道以外にも手を染めています(笑)