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早稲田育英ゼミナール
巻教室

[2015年1月22日]

デメリットの選択

塾長の荒川です。


年始から、講師Aにステキな話を伺いました。

日常から人生の岐路まで、人は誰しも生きていくうえで、
ひとつひとつの行動を秤にかけて選択をし続けますが、

そこから、
「メリット」「デメリット」という観点で一歩踏み込むというお話です。



学習を例に挙げてみます。


行動? これから勉強をする

 a.メリット
  成績アップにつながる
  志望校合格に近づくことができる


 b.デメリット
  遊べなくなる
  好きなテレビが見れない



行動? 気分が乗らなくて勉強をしない

 a.メリット
  時間を好きなことに使える


 b.デメリット
  成績が伸びない
  合格できない不安に駆られる



荒川も含め、行動選択の際に「メリット」を比較して、
実行に移したり、誰かを説得したりすることが多いと思うのですが、
講師Aは「デメリット」を比較する大切さと、その説得力を教えてくれました。


つまり、
?b「勉強して好きなテレビを見られない」
?b「勉強をせず不安に過ごす」

2つのうち、どちらがより後悔が少ないか、ということです。


たしかにこの選択なら、答えははっきりと出てきます。



常にここまで考えて行動できるかといえば、荒川はNOです。
誰かに言われてから、はっと気づき、考え始めると思います。
※講師Aの場合は、缶コーヒーを買う際にも考えるとのことです(!?)

しかしながら、指導者として生徒のスイッチを入れてあげたり、
生徒目線でも、「めんどくさい」と思った時に自己発起できる材料になるのなら良いですね。



・「告白してふられるか」「告白せずにもやもやし続けるか」
・「甘いもの食べて太るか」「食べずに数十分がまんするか」
・「聞くのは一時の恥」「聞かぬは一生の恥」

どんな行動にもいくらかのデメリットが付きまとうのであれば、
より後悔の少ない選択を。

具体例を考えるとおもしろいですね(笑)