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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2016年6月27日]

理社はもはや記憶科目じゃない!

こんばんは。
昔から理社に関しては、英数国と比べると「記憶科目」だから憶えれば大丈夫!、なんて言っておりましたが、もはや今はそんな事を言ってられない時代になってきています。
その証拠が以下、(東京都教育委員会が発表した平成28年度都立高校入試の結果報告での理社への指導改善視点)
※英数国は割愛
<社会>
広い視野から社会的事象を捉えさせ、見出した課題を、多面的・多角的に考察し、課題を解決する力を育成するため、地図や統計、年表などの複数の資料を基に分析することを通して、具体的な事象を理解させたり、適切に表現させたりする指導を行うこと。
<理科>
実験の結果を分析して解釈し、根拠を基に導き出した考えをグラフや図表等を活用して、表現する能力の育成を重視した指導を行うこと。
とあります。
簡単言うと得た知識を元に「思考力」・「表現力」を発揮しないと言っていて、またそれを入学試験では問いますよと言っています。
現にその問いの強化もあってか、理科の平均点は昨年と比べて「9点」近くも下がって、5教科の中で一番の下げ幅を記録してしまいました。
そもそもこの問題傾向は以前から続いているので、生徒達には、理社も英数国と同様重要視しなさいと指導してきました。
特に自校作高校を目指す生徒達には、自校作の英数国は点数が取りずらく点数の差が出にくいので、共通問題の理社を8割・9割以上取る事を目指す様言ってまいりました。
※自校作=グループ作成
ですが、どうしても理社へのイメージが「記憶科目」であるという認識がまだ強い部分があって、その能力の必要性を強く認識していない感があります。
特に生徒の保護様世代が「記憶科目」要素が強い時代であったせいもあって、理社の履修の必要性の認識がまだ薄い面があります。
ですが、理社ももはや英数国と同様、得た知識を元に、深く考え表現を工夫するという能力が必要となってきているので、それなりの練習時間が必要であり且つ第三者の適切な指導及び評価というものも必要となってきています。。。
ではでは。