[2016年11月10日]
こんばんは。
海外でこんな記事が・・・
「スペインで宿題ストライキ発生!」・・・
マジですっ!
主張側(保護者)の意見を簡単にまとめると、
「家族との大事な時間が削らる事となる宿題、それを強要する学校はけしからん!しかも、宿題をやったからと言っても、必ずしも学力が向上する訳ではない!
時間の浪費である!」って感じですが・・・私的には「あたらずとも遠からず」ですかね。
理想は、やはり宿題はなしだと思いますが、それは自己解決力を持っている場合に限ると思います。つまり、自分の課題は何である!、そしてその課題を克服する為には何々が必要である!、次にそれを実行!、この3が出来る生徒であれば実際に宿題なんていらないんですよね。
でも・・・皆さんお分かりの様に、自分の課題は分かってはいるけど・・・やらないというケースが多いところから、半強制的な宿題という文化が生まれたんだと思います。
なので最終的には、生徒によっては必要!というのが私の結論です。
ですが、皆一様に同じ宿題を出す事は反対です!
これが無意味になる原因でもあるからです。つまり、課題は個々違うものなので、宿題が同じな訳がないんです・・・当然ですよね。これが「個別指導」の考え!
ここで、ちょっと具体例を。
円の面積の計算が苦手なAくん・Bくんが居ました。二人とも円の面積の単元テストは同じ様な低い点数。はたから見ると二人とも同じ様な原因であると思いがち・・・
そこで、どうして低い点数なのかノートをチェックしてみました。
Aくん:円の面積を求める式がところどころ間違っていて、どうやら円の面積の公式がまだ覚えきれていない様です。
Bくん:円の面積の式は、ちゃんと立てられてはいるのですが、最終的に答えが合いません。どうやら、四則演算がおかしい様です。
結果、宿題としては、
Aくん:円の面積の式を間違えるという事は、練習として解いた問題数が足りていないのが原因、なので円の面積を求める問題を宿題とする。公式は暗記するもではなく、使って自然に覚えるもの。
Bくん:円の面積を求める問題の前に、算数・数学の根幹となる四則演算の宿題を何よりも優先して出す。※場合によっては、過去学年の単元となる事もある。
という様に二人の宿題はまったく違う方向性のものになりましたよね。
この様に、その生徒にあった宿題を与えれば、より効率的で最終的には時間も短くてすみます。
なのでストライキは起こらないはずです!(笑)
でも、学校では難しいでしょうね。いくら少人数制の科目であったとしても、生徒一人一人宿題を変えるのは、現実的ではないでしょう。先生が足りません・・・
なのに、教職員4.9万人も削減する!なんて案・・・何を考えているんでしょうかね。。。
ではでは。