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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2018年8月6日]

恵まれた環境での教育の是非

こんばんは。

酷暑、まだまだ続きそうなので、皆さん本当にお気をつけ下さいませ。
さて今日は、勉強をする環境に関して考えたいと思います。
環境と言っても、色々とあるので、勉強をする上での知識・技能という範囲で、今話題の「反転授業」にスポットを当てたいと思います。
注)「反転授業」とは、予習で必要な知識等をタブレット上の動画で見てインプットし、授業本番では、予習で得た知識を前提にディスカッションをするアクティブラーニング形の授業の事です。
まだまだ研究的な要素が多い授業形態ですが、「おやっ?」と思える研究結果があったので、ご紹介しておきます。。。
その予習の動画を無音声にしたりして、不完全さを意図してし盛り込むと、本番のディスカッションでは、より能動的に、その不足分の知識を補なおうとしたり、議論がより白熱したりするようになるとの事。
結果、モチベーションも上がり教育効果も高くなるというのです。
つまり、少ないインプットで多くのアウトプットを出すという事ですね。
そこで、「インプット」=「環境」と考えると今日のお題に繋がっていく訳なのですが、沢山のインプットがあれば、必ず良いアウトプットが出るかと言うと、そうとも言えない時があります。
つまりインプットが多すぎると、あまり人間はものを考えなくなる・・・・その傾向の時ですね。。。
逆にインプットが少ないと、「こりゃ困ったな・・・」という感じで、色々と試行錯誤をして、目的のアウトプットを出そうと
努力する時があります。そして、その様に苦労して得たものは固定記憶化し易いので、教育効果としては高くなるという事です。
なので、「恵まれた環境」=「豊富なインプット量」を与える事は、本当に必要かどうかは、良く考えなければいけないかもしれませんね。。。
どう思われます?