[2020年3月23日]
こんばんは。
今日のお題は「分数が苦手」、本当に多くて中学生になっても苦手とする生徒は少なくありません。
覚えて慣れてしまえば何も怖くはないのですが、苦手とする生徒達は見ただけで拒絶反応を起こします。
実は、苦手とするのは子供達だけではなく、大人達もです・・・良い例としては、とある会社の入社試験で出た分数の割り算の正答率が低かったというニュース!
一番の原因は、普段の生活の中で分数同士の計算なんぞ使う機会が少ないという理由からだと思いますね。。
では、ここで分数同士の計算の基本原則を簡単に説明しておきます。
?分数同士の足し引きは、分母を同じにして(通分)分子同士を足し引きする。
?分数同士の掛け算は、素直に分母同士・分子同士を掛ける。
?分数の割り算は、割る方の分数の分母・分子をひっくり返して掛け算に直す。
この?が大人になると忘れるんですよね・・・そうです「ひっくりかえす!」のです。
ある数を2(2/1)で割ることを半分または1/2にする(1/2を掛ける)と良く言いますよね。
このように具体的な数を当てはめて考えると理解しやすいです。
こう説明すると整数/小数と分数の計算はどうすんのよ・・・と良く聞かれるので、あっさり整数・小数を分数にすれば良いだけ。。。と答えます。
例えば、5は5/1、0.25は25/100=1/4という具合に。
問題出題者は、わざと整数・小数・分数を織り交ぜて力を試してくるので、そんなことにうろたえず、冷静に全て分数にすれば良いだけです。
そんなこんなやっても、分数の計算方法は上の3原則だけなんです。
問題を沢山解いて覚えてしまいましょう。
あと最後に・・・
分数ってそもそも何?・・・ですが、
分数は「分子÷分母の割り算」である、あと「割合である」(例:幾つあるうちの何個)ということを忘れないでください。
なので、分子・分母に同じ数を掛けても割っても値は変わらないんです。
逆に言うと、分子・分母のどちらかにある値を掛けたり・割ったりしたら、分子なら分母、分母なら分子に、同じ値を掛けたり・割ったりしなければいけません。
具体的に言うと、1/2と2/4と3/6は全て同じ値、くじ10個中当たりが1個あるということは、20個中であれば2個、30個中であれば3個当たりがあるということですよね。
では、分数の克服がんばってくださいね。