[2021年3月8日]
こんばんは。
3月に入り、小学生などは全単元が終了し、復習モードに入っておりますが、やはり忘れてしまっている事項も多く、復習は必須というところですかね。
そんな中、小5の算数の復習時に、「台形」の面積の公式を憶えている?という問いかけに対して、だいたいは言えていたのですが最後の「÷2」が出てきませんでした。。。
(上底+下底)×高さ÷2の「÷2」です。。。
昔のゆとり時代では、この公式が教科書から省かれていた時代もありましたが、今は復活してきちんと教えることになっています。
そこでなぜ忘れてしまうのか?・・・を考えてみましょう。
練習不足(使用頻度が低い)などの勉強量の問題もあるかもしれませんが、一番の原因は、「なぜ2で÷」かを分かっていないということなんですよね。。。
そこで、右の図を見てみて下さい。
元の台形(青)を右に180度回転させてできた台形(オレンジ)を図のようにくっつけてみると・・・なんと底辺が(上底+下底)の長さとなる平方四辺形が出来るんです。そして、面積は元の台形の2つ分で平行四辺形となるので底辺(上底+下底)×高さとなります。
なので元の台形の面積は上の式÷2となるんですね。
分かりました?
おーなるほど・・・と納得できるとインパクトも強く、深く記憶に残り忘れにくくなります。
そして、生徒には「なぜ2で÷か」を説明しないさいという宿題を出しています。
これが思考力の養成です。
ではでは。