[2014年2月10日]
こんばんは。
しかし、すごい雪でしたね。。。
何十年ぶりと言ってますが、こんなに降ったのは記憶がないです。
そんな中、漢検を実施しました。
小2のちびっこちゃん達も皆来てくれました。ほんとうにご苦労さまでした。
さて本題に入りましょう。
先週に続き、今日も南多摩中の話題を。。。
そうです。肝心な適性検査問題の中身です。
問題文をアップできないのが残念ですが、なるべく想像出来るように書いてみました。
学校側が公開したら、一緒に見て頂ければ幸いです。
今年の問題は簡単とは言いませんが、答えが結構ズバット出せる問題です。
ただやはり時間が厳しいです。
時より、なんで問題が公開されていないのにこんなこと書くのと言われるのですが、
まずは、へたくそな文章で申し訳ないですが、私の文章を読んで問題を想像して欲しいのです。(想像力の養成)
それから、肝心かなめの思考プロセスの案を、1つご紹介したいというところがあります。
それでは中身に入りましょう。
適性問題?
1.自転車活用対策の「コミュニティサイクル」
やはり出ました「環境問題」という感じで、今回は駅周辺の溢れかえった違法駐輪自転車の対策として有効視されている「コミュニティサイクル」(自転車共有利用)に関する問題です。
何か所のステーションに共有自転車を設置し、利用者側はあるステーションで自転車を借り、目的地に近いステーションに返却するというものです。
【問題1】
与えられた資料(利用回数と利用時間のデータ、時間帯別の利用回数のグラフ)から、平均利用時間を求めさせ、その平均利用時間と利用頻度の高い時間から利用目的を答えさせるという問題です。
答えさせたいのは、利用頻度の高い時間帯(朝昼夕方)に6分位の利用時間と言えば・・・何目的?
なんですが、高校生以上であれば容易に想像出来るとは思いますが、小学生ではどうでしょうかね?
ただ、親兄弟が自転車通勤・通学をしている姿を見ていれば、わりと簡単に思い浮かびそうです。
【問題2】
気候の特徴により、特定月の自転車利用頻度が低下する理由を述べさせる問題です。
設定場所は「富山」、日本海に面した北陸地方であることが分かれば、各地方別の気候の特徴の資料が掲載されているので直にわかる問題ですね。
日本海側の冬->雪が多く降る->自転車・・・こげましぇーんです。
2.BOXティッシュケースの展開図
立体図形の展開図の問題ですね。展開図系も良くでる問題です。
今回は写真付きでBOXティッシュケースの製作工程が掲載されています・・・親切です!
ティッシュケースサイズは縦24cm、横16cm、高さ8cmで上面に縦16cm、横8cmの穴が開いているもの。
必要なダンボールサイズは、
・パターン1:1辺35cmの正方形
・パターン2:縦32cm、横40cmの長方形
・パターン3:縦30cm、横45cmの長方形
の3パターンからチョイス。
【問題1】
問題文により与えられた条件の長さのBOXティッシュケースを作るにあたって、必要なダンボールの大きさに関する問題です。
3パターンを選択肢とて与えそのうちある1パターンのみが作れるが、他パターンは何故作れないのかを答える問題。
ちなみに、次の問題は実際にその展開図を書く問題です・・・その問題を先にやった方が良さそうですね。
「百聞は一見に如かず」!
そして、問題2が書ければ、おのずと縦横の必要な長さが見えてきます。
【問題2】
展開図を書く!です。
こつは、いきなり解答用紙に書くのではなく、問題用紙の余白に純粋なそう純粋な直方体の展開図を書いて、おのおの辺の長さを書き入れます。上面の長方形の穴もお忘れなく。でないとティッシュが取り出せません(笑)
すみません。ちょっとくだけてきました・・・
あとは、長方形にする為に、パズルをお楽しみください。
ヒントは、上面の穴の部分の面積が直方体のある面の面積と同じ、またある面を移動するとどこかの隙間にスッポリ収まる・・・ですかね。
3.かいわれ大根の発芽や成長に関する問題
理科の実験系の問題です。かなり長い大問です。良く会話文を読んで情報を整理する能力が求められますね。
【問題1】
かいわれ大根の発芽条件(水、空気、適度な温度)に関する実験計画書(実験の準備、実験条件、実験方法、実験上の注意)を、日光の条件を付け加えた場合の実験計画書に書き換えさせる問題です。
日光の条件を加えることによって、あちこち修正要なのですが、実験方法の一つである必要な実験パターン数分のかいわれ大根を入れるカップ数は、ちょっといじわるです。
問題文の実験計画書は8個と書いてあるのですが、それは3つの条件を純粋に疑いもなくパターン化した場合の数です。その後の問題文の会話文では、作りえないパターンもあるねと言っていて、尚且つ日光の条件を加えて、作りえるパターンは何個と聞いているのですね。
だから、条件が1つ追加されて単純に16個と書くとOutです!
これは、やはり地道に16パターン分の表(項目を水、空気、温度、日光とした表)を作り、ありえないパターンをカット・・・じゃ大変なので、
予め条件3つの場合の8パターンのうちありえないパターンは前もってカットしておきましょう。そこから更に、日光の条件を追加した場合のパターン検証をした方が早いですね。
このように思考プロセスにおいての効率化を図らないと、時間があっという間になくなってしまいます。
【問題2】
日光を当てて育てた場合と日光を当てずに育てた場合、後者の方の茎が長くなった!・・・日光に当てた方が良く育つと教わったのに、なんでやねん!という問ですね。
実験により得られた、乾燥前と乾燥後の重さのグラフの比較により重い方が逆転しているところから、直に解るのですが、つまり、乾燥前は日光を当てない方が重く、乾燥後は日光を当てない方が軽くなる・・・ということはお解りですよね。日光に当てないと水分はあまり乾燥せずに残るが、日光が当たることによって作られる実の部分の成長は少なくなる、日光を当て方は、ある程度乾燥して水分は少なくなるが実の部分の成長は多くなるのですね。
だから良く育つということは、水ぶくれじゃなくて・・・なんですね。
以上ご参考になれば幸いです。