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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2014年9月15日]

都立高校入試に関す報道発表!

こんばんは。

9月に入ると色々と入試に関する報道が増えてくるので、目が離せないという状況ですね。
そんな中、都立高校入試に関する報道発表が色々とありました。

「都立高等学校入学者選抜学力検査における採点の誤りに係る学校職員及び事務局職員の処分等について」に関しては全国的に報道されているのでここでは割愛します。
その他の大事な発表を以下にPickUpしました。

1)平成26年度「都立高等学校等合同説明会」の開催について
毎年行われる各都立高校が集まっての合同説明会の日程が発表されました。
第1回(都立晴海総合高等学校) 平成26年10月26日(日曜日)午前10時から午後4時まで
参加予定 69校 (都内東部地域に所在する学校中心)
第2回(都立新宿高等学校)   平成26年11月2日(日曜日)午前10時から午後4時まで
参加予定 87校 (都内中部地域に所在する学校中心)
第3回(都立立川高等学校)   平成26年11月9日(日曜日)午前10時から午後4時まで
参加予定 77校 (多摩地域に所在する学校中心)
となっています。
学力面のみならず多種多様の相談ができるので何かあればご利用される事をお勧めします。
ただ、合同説明会のみならず実際に受験する高校が開催する説明会には必ず行って下さい。
自分の目でその高校の建物や生徒・先生を見て色々と感じてきて下さい。もちろん校風も大事ですよね。

2)都立高校入試の採点誤りに関する再発防止・改善策ついて
いよいよ具体策が出てきました。
簡単にご紹介しておきますね。
例のマークシート方式を導入して採点ミスをなくすという狙いの方策です。
1「採点・点検に専念できる 十分な時間と環境を確保する」
合格発表日の前日までの日数を現行の3日間から4日間とし、試験の翌日と翌々日は生徒を登校させない。
2「マークシート方式を導入する」
記号選択式問題の解答形式については、マークシート方式を導入する。ただし、記述問題は現行通りの様です。
また、実施する高校はこれから都がモデル実施校を募集という流れなのでまだ決まっていません。
なので、平成27年2月で自分が受ける高校がマークシート方式を導入するかは要Watch!です。
なお、平成28年2月からは全校で実施です。
3「採点・点検方法を抜本的に見直す」
読み上げ方式による採点・点検を2系統で行う。つまり良く言うダブル検証というやつですね。
そして、マークシートの機械判定はその1系統を担うとの事。
4「採点誤りを起こしにくい仕組みをつくる」
完全正答を求める出題形式を変更する。
例えば、
(問1)次のAからDを時代の古い順に並べ替えなさい。
〔正答〕A→D→B→C

(問1)AからDを時代の古い順に並び替えたもとして正いのは、次のアからエうちではどれですか。記号で答えなさい。
ア A→D→B→C
イ B→C→D→A
ウ A→C→B→D
エ B→A→D→C
〔正答〕ア
という様に変更される様です。
となると問題のレベルの変化がないのであれば、正答率は例年より上がるでしょうね。
ただそれを見越して問題のレベルを上げてくる可能性もあります。
そこが、塾屋として危惧するところです。
あと、点数の計算誤りを防止するため、解答用紙に各問題の点数を記入する欄を設ける。
また正答表に部分点を与える際の基準を示す。
とありますが、当塾の模試や外部模試では今や常識的なフォーットとなっていますが、ようやく改変という印象ですね。
これがあると採点側としては、かなり楽でかつ採点ミスを防げるんです。。。

以上ご参考までに。